クジラの島の少女

クジラの島の少女

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年07月31日
判型:
B6変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048970396

クジラの島の少女

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年07月31日
判型:
B6変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048970396

数奇な運命を背負った孤独な少女と一族の、愛と勇気の感動物語。

クジラ乗りのパイキアの血を受継ぐマオリ族。代々男を族長としてきたが、不幸にも生まれたのは女の子パイ。けれど彼女には不思議な力があった……壮大な自然の力に導かれ、少女はパイキアとなるべき運命をたどる―― クジラ乗りのパイキアの血を受継ぐマオリ族。代々男を族長としてきたが、不幸にも生まれたのは女の子パイ。けれど彼女には不思議な力があった……壮大な自然の力に導かれ、少女はパイキアとなるべき運命をたどる――

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「クジラの島の少女」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 2016.04.25-04.30:マオリ族に伝わる神話の世界と現実を生きる若者たちを、マオリの言葉を交えながら描いた神秘的な話。クジラと話ができる少女カフが神話の世と現世、海の世界と陸の世界、海獣と人間とをつなぐ役割 2016.04.25-04.30:マオリ族に伝わる神話の世界と現実を生きる若者たちを、マオリの言葉を交えながら描いた神秘的な話。クジラと話ができる少女カフが神話の世と現世、海の世界と陸の世界、海獣と人間とをつなぐ役割を担っていて、ちょっとナウシカを連想。全体的には俗世間で生きるしかない海の民の末裔たちの失われた絆や郷愁、ルーツへの回帰や独自の文化の継承をテーマにしていますが、カフが女性として生まれたことで認められない悔しさや現実を変える姿がより強いテーマとして感じられたのは私が女性だからかも。 …続きを読む
    tsubomi
    2016年04月30日
    7人がナイス!しています
  • エンタメ小説というより、神話。アイヌのカムイユカラみたいな感じ。少女が部族を救うことはなんとなくわかってて、その英雄譚を聞くような。それでも、冬の章からの急展開ははらはらしながら読んだ。そうなっちゃう エンタメ小説というより、神話。アイヌのカムイユカラみたいな感じ。少女が部族を救うことはなんとなくわかってて、その英雄譚を聞くような。それでも、冬の章からの急展開ははらはらしながら読んだ。そうなっちゃうの!?って叫んだ。秋の章の語り手の体験が生々しくてしんどい。放射能って出てくるところあるけど、水爆実験を意識してるのか? …続きを読む
    けめこ
    2017年10月19日
    0人がナイス!しています
  • 運命の子、カフの物語。とても純粋で聡明な少女カフ。見知らぬワタシまでもが抱きしめたくなるようなすてきな少女だ。家族の繋がりの中で…母たちがほとんど描かれないのは叔父が語り手だからか。叔父のパプアニュー 運命の子、カフの物語。とても純粋で聡明な少女カフ。見知らぬワタシまでもが抱きしめたくなるようなすてきな少女だ。家族の繋がりの中で…母たちがほとんど描かれないのは叔父が語り手だからか。叔父のパプアニューギニアでのエピソードはとても辛い…自然について、多様性について、尊重し合うことについて、優しさについて、考えたくなる一冊。 …続きを読む
    ゆぅいちゃん
    2022年07月03日
    0人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品