何をやっても癒されない

何をやっても癒されない

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年05月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784048838238

何をやっても癒されない

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年05月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784048838238

心という不思議。正常と異常の揺らぎの狭間に見えてくるものとは・・・

空虚な日々を生きているのはわたしだけではありません--ポスト癒し時代に贈る心晴れやかな生きる提言。わたしのユートピアはここから始まる。 空虚な日々を生きているのはわたしだけではありません--ポスト癒し時代に贈る心晴れやかな生きる提言。わたしのユートピアはここから始まる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「何をやっても癒されない」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者名と「何をやっても癒されない」という題名に惹かれ購入。「癒されない精神科医のわたし」の冒頭で、「相手が喋っている途中で話を打ち切るのは、至難の業である。気分を害することのないように、あるいは心残り 著者名と「何をやっても癒されない」という題名に惹かれ購入。「癒されない精神科医のわたし」の冒頭で、「相手が喋っている途中で話を打ち切るのは、至難の業である。気分を害することのないように、あるいは心残りをさせないように、円満に話し合いを終えることが自在に出来るようになったら、これこそが会話のマエストロといえる」と。まったく同感。大学医局の頃の話。精神病院の当直室には西村寿行やゴルゴ13などが「やたらと積んである。要するに、当直のときまで小難しい本なんて読みたくないということらしい」と。これって、わかるねぇ。 …続きを読む
    ネギっ子gen
    2020年01月06日
    52人がナイス!しています
  • ふと、我々の生きる日々にひそむ奇妙な心の動き。異質さはどこから忍び込み、共存するのだろうか…エッセイ風に綴られる視点の様々。 独壇場はラスト、自殺やクローン人間への考察は本職ならではで最も面白い。病理学 ふと、我々の生きる日々にひそむ奇妙な心の動き。異質さはどこから忍び込み、共存するのだろうか…エッセイ風に綴られる視点の様々。 独壇場はラスト、自殺やクローン人間への考察は本職ならではで最も面白い。病理学的な記述を現代の言語とリアルに置き換えて言及するのが上手く、人間の「ただそれだけで奇妙」の肯定、距離感、観察眼、とても好き。鬱々としたスタイルも含めはまってしまう。 …続きを読む
    mint
    2022年02月28日
    9人がナイス!しています
  • 週刊誌に連載していたエッセイなどをまとめた本。スルーできなかったのは「治りにくい風邪の正体?」のエピソード。自分の感情や気持を言葉にしなければ、客観視できず、不安感や抑うつ感などは、心が感じ取ることを 週刊誌に連載していたエッセイなどをまとめた本。スルーできなかったのは「治りにくい風邪の正体?」のエピソード。自分の感情や気持を言葉にしなければ、客観視できず、不安感や抑うつ感などは、心が感じ取ることを拒むことがある。言葉と結びつかなかった調子の悪さ=精神症状を「治りにくい風邪」と認識してしますような雑駁さによって、心は成り立っている。・・・一般人としては、抑うつ気分を自覚してしまうと、それに囚われて抜け出せなくなるのではとの怖さがある。精神科医としては、早期発見し、早期治療へと考えるのか。図書館で借りた。 …続きを読む
    めん
    2011年11月08日
    3人がナイス!しています

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