新訳 ピノッキオの冒険

新訳 ピノッキオの冒険

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
322
ISBN:
9784042916017
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新訳 ピノッキオの冒険

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
322
ISBN:
9784042916017

本当のピノッキオを知っていますか?――あの名作が、完全新訳にて復活!

「ぼくだって、いつか人間になりたいよ……」イタリアで生まれ、世界中の子供たちから愛されてきた、あやつり人形の物語。芥川賞作家・大岡玲の現代訳で生き生きと蘇った! 「ぼくだって、いつか人間になりたいよ……」イタリアで生まれ、世界中の子供たちから愛されてきた、あやつり人形の物語。芥川賞作家・大岡玲の現代訳で生き生きと蘇った!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「新訳 ピノッキオの冒険」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読友blue_blueさんと花実さんの推薦本。子供向けの抄訳版ではなく、完訳版を読むのは初めてだ。芥川賞作家の大岡玲の訳文。読むのに時間はかからないが、思っていたよりはずっと長編。内容的には単純なお伽話ではな 読友blue_blueさんと花実さんの推薦本。子供向けの抄訳版ではなく、完訳版を読むのは初めてだ。芥川賞作家の大岡玲の訳文。読むのに時間はかからないが、思っていたよりはずっと長編。内容的には単純なお伽話ではなく、随所に苦みが散りばめられていたり、時には残酷であったりもする。ピノッキオは、子どもの持つある種の本質をシンボリックに表現したものだろうが、それはどちらかというと負の側面である。結末は明るく肯定的に終わってはいるが、それでも抜け殻となったあやつり人形は、どこか不気味さを漂わせているようだ。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2013年05月03日
    82人がナイス!しています
  • 誘惑に負け、周りを困らせ、鼻が伸びたりロバになったり。あらすじは知ってる。子供ながら騙され酷い目にあうピノッキオの世界が怖くて進んで手にとるのを避けていた。。大人になって読んでみると、また随分違った印 誘惑に負け、周りを困らせ、鼻が伸びたりロバになったり。あらすじは知ってる。子供ながら騙され酷い目にあうピノッキオの世界が怖くて進んで手にとるのを避けていた。。大人になって読んでみると、また随分違った印象。まずこんなに長い物語に驚く。絵本には綴られてないピノッキオの心情が細かく描かれて面白い。大人になったはずの私もピノッキオとあまり変わらない。『人生は、何が起こるかわからない』勤勉であること、親切であること、身勝手なことをしないことは金貨よりも価値がある。大人になった今こそ読んでみてほしい。永遠に残る名作。 …続きを読む
    紅香@新刊購入まで積読消化あと5冊⭐︎
    2015年02月22日
    43人がナイス!しています
  • 絵本ではなじみのあるピノッキオの原作。導入やサメのお腹の中で暮らすあわれなジュペッド爺さんのことは気の毒でよく覚えていた。でも、あれあれ?こんなに次々と悪の誘惑につられるんだっけ?諭されても凝りもせず 絵本ではなじみのあるピノッキオの原作。導入やサメのお腹の中で暮らすあわれなジュペッド爺さんのことは気の毒でよく覚えていた。でも、あれあれ?こんなに次々と悪の誘惑につられるんだっけ?諭されても凝りもせず、ピンチに陥ると泣いて騒ぐのくり返し。なんともめんどくさいピノッキオに今さらびっくり(笑)。やっぱり絵本は少しはユーモラスに脚色されていたのかもしれませんね。教訓も多く日本のおとぎ話のようなところもあるけれど、最後は急に甲斐甲斐しくなって一応めでたしめでたし。あとがきがおもしろい。 …続きを読む
    がいむ
    2015年11月10日
    29人がナイス!しています

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