ショコラ

ショコラ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784042906018
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ショコラ

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784042906018

幸せのチョコレートを売る母娘の物語ーー美味しくて暖かな極上の寓話!

フランスのある村に小さな娘を連れてやってきたヴィアンヌ。彼女は娘のために放浪生活に終止符を打ち、この村にチョコレートの店を開く。村人は彼女たちに魅せられるが、それを苦々しく思うルノー司祭は……。 フランスのある村に小さな娘を連れてやってきたヴィアンヌ。彼女は娘のために放浪生活に終止符を打ち、この村にチョコレートの店を開く。村人は彼女たちに魅せられるが、それを苦々しく思うルノー司祭は……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ショコラ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ジョニー・デップ主演映画は視聴済みだったけど原作は初めて。すっごく良かったです。ヴィアンヌが作り出すショコラの魔法に魅了されてしまった。芳醇な匂い放つ宝石の如きチョコレートが頭の中に囁きかけてくるので ジョニー・デップ主演映画は視聴済みだったけど原作は初めて。すっごく良かったです。ヴィアンヌが作り出すショコラの魔法に魅了されてしまった。芳醇な匂い放つ宝石の如きチョコレートが頭の中に囁きかけてくるのです“わたしをたべて、あじわって、舌のうえで転がして”。抗いがたい誘惑。背徳的な悪魔の味わい。一度その味を知ったらもう戻れない。神の教えを説く神父でさえも……歓喜と後悔に咽び泣く。我に返った時にはショコラの魔女は風に乗ってどこかに姿を消している。快感の記憶だけを人々に残して…。 …続きを読む
    みうか
    2020年02月22日
    64人がナイス!しています
  • 謝肉祭の日、厳格な司祭に精神的に支配されている小さな田舎町にやって来たヴィアンヌ。謝肉祭と復活祭の間の40日は、日々の食べ物を徐々に減らしていき信仰心と共同体意識を高めることを目的とする、教会にとって 謝肉祭の日、厳格な司祭に精神的に支配されている小さな田舎町にやって来たヴィアンヌ。謝肉祭と復活祭の間の40日は、日々の食べ物を徐々に減らしていき信仰心と共同体意識を高めることを目的とする、教会にとっては重要な日々。その期間にチョコレート店が開店するという筋立てそのものがかなり皮肉が利いているが、厳格な司祭の背後に漂う怪しげな罪の匂いも相当背信的だ。ヴィアンヌ自身も謎めいているし。人の心までとろけさせる甘いチョコレートは、それほどまでに罪深い? 現代の話でありながら中世的な雰囲気が漂い、おもしろかった。 …続きを読む
    NAO
    2015年09月21日
    36人がナイス!しています
  • 面白かったです。厳格な田舎町に、蠱惑的なチョコレートの香りが漂ってきます。映画を見たことがあったのですが、原作はもっと辛辣で、でも色鮮やかで。アルマンドがとても好きでした。レノー神父が多分チョコレート 面白かったです。厳格な田舎町に、蠱惑的なチョコレートの香りが漂ってきます。映画を見たことがあったのですが、原作はもっと辛辣で、でも色鮮やかで。アルマンドがとても好きでした。レノー神父が多分チョコレート食べてしまう人なんだろうなと、映画の記憶が少しありましたが、レノー神父のチョコレートの味わいの描写が、背徳的で、哀しいおかしみがありました。ヴィアンヌとアヌークはまた旅に出るのかな。チョコレートももちろん、食べ物がとても美味しそうでした。また映画も見よう。 …続きを読む
    2016年02月02日
    31人がナイス!しています

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