400年の遺言 死の庭園の死

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年05月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784043652013
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400年の遺言 死の庭園の死

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年05月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784043652013

400年の時空を超えて柄刀マジックが炸裂!

400年の歴史を持つ浄土真宗妙見派の京都・龍遠寺。その庭で庭師が首を切られ謎の死を遂げる。4年前には同じ庭でその息子が殺害された。風水によって事件は解決の扉を開いていくが… 400年の歴史を持つ浄土真宗妙見派の京都・龍遠寺。その庭で庭師が首を切られ謎の死を遂げる。4年前には同じ庭でその息子が殺害された。風水によって事件は解決の扉を開いていくが…

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「400年の遺言 死の庭園の死」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 京都の古寺を舞台に、殺人事件の動機となった四百年にわたる秘密とは何か。壮大なテーマを綿密な計算のもと、作者独特の美しい表現で書き上げた作品です。ラストの被害者の思いが明かされる下りは、胸がつまり感情の 京都の古寺を舞台に、殺人事件の動機となった四百年にわたる秘密とは何か。壮大なテーマを綿密な計算のもと、作者独特の美しい表現で書き上げた作品です。ラストの被害者の思いが明かされる下りは、胸がつまり感情の高まる文学的シーンとなっています。しかし、主人公の設定を此でもかと説明していますが、結局ストーカーにしか思えず感情移入ができません。更に前半の絡みが後半には全く触れられない矛盾もあります。作り込まれいるのは解りますが、軸となる話は三つ在りその説明が詳し過ぎて、分けても充分な話になったのではないかと思えます。 …続きを読む
    セウテス
    2014年07月12日
    36人がナイス!しています
  • 京都で400年の歴史を持つ龍遠寺。開祖が切腹死を遂げ、天空の星を写し取っているとも言われる庭園で、庭師の親子が殺される。父・泉繁竹の最後に立ち会った蔭山は、繁竹の「この子を、頼む…」という言葉に込めら 京都で400年の歴史を持つ龍遠寺。開祖が切腹死を遂げ、天空の星を写し取っているとも言われる庭園で、庭師の親子が殺される。父・泉繁竹の最後に立ち会った蔭山は、繁竹の「この子を、頼む…」という言葉に込められた想いの強さに違和感を感じつつ、二人の死の真相を追い始める。時を同じくして起きた歴史事物保全財団での盗難&殺人事件と共に事件の真相に近づくにつれ、秘匿とされていた龍遠寺の庭園の謎をも解き明かされていく。途中で薄らと予感していたラストの展開、繁竹の最後の言葉に秘められた真実。胸を打たれた。 …続きを読む
    つたもみじ
    2015年01月15日
    24人がナイス!しています
  • ★★★☆☆ 宗教の蘊蓄に溢れ、やや小難しい話が中盤まで続きますが、後半の龍遠寺の謎や、事件が解決していく怒涛の展開は圧巻。また普段はミステリに物語性は求めないドライな私でも結末にはグッときました。じっくり読 ★★★☆☆ 宗教の蘊蓄に溢れ、やや小難しい話が中盤まで続きますが、後半の龍遠寺の謎や、事件が解決していく怒涛の展開は圧巻。また普段はミステリに物語性は求めないドライな私でも結末にはグッときました。じっくり読みたい傑作です。 …続きを読む
    造理
    2017年03月31日
    7人がナイス!しています

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