喜劇の殿様 益田太郎冠者伝

喜劇の殿様 益田太郎冠者伝

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年06月05日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047021228
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喜劇の殿様 益田太郎冠者伝

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年06月05日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047021228

大茶人・益田鈍翁の息子、太郎冠者とは何者か。

大富豪の御曹司でありながら、喜劇作家の草分けとなった益田太郎冠者(一八七五―一九五三)の生涯と仕事を追いながら、日本の演劇界と、明治・大正・昭和の時代を描き出す、迫真の伝記読み物。 大富豪の御曹司でありながら、喜劇作家の草分けとなった益田太郎冠者(一八七五―一九五三)の生涯と仕事を追いながら、日本の演劇界と、明治・大正・昭和の時代を描き出す、迫真の伝記読み物。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「喜劇の殿様 益田太郎冠者伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 益田太郎冠者の足跡は、単にお大尽の道楽に留まらない。まず、帝国劇場における女優の育成。それまで芝居は男の世界であった。それから、喜劇の創作。当時、お笑いは足元を見られていたが、ボードビルやオペレッタの 益田太郎冠者の足跡は、単にお大尽の道楽に留まらない。まず、帝国劇場における女優の育成。それまで芝居は男の世界であった。それから、喜劇の創作。当時、お笑いは足元を見られていたが、ボードビルやオペレッタの風を日本に吹き込んだ功績は大きい。とはいえ、やはりお大尽だった。会社員の初任給が数十円の時代に、女優たちへ一回数千円の手当を出す。おかげで、生活のために芝居を捨てずに済む。その意味で、歌舞伎に対抗する真の「新派」を作ったのは益田ともいえる。 …続きを読む
    gtn
    2019年06月22日
    12人がナイス!しています

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