人間・動物・機械 -テクノ・アニミズム

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年01月09日
判型:
B6変形判
ページ数:
208
ISBN:
9784047040656

人間・動物・機械 -テクノ・アニミズム

  • 著者 奥野 卓司
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年01月09日
判型:
B6変形判
ページ数:
208
ISBN:
9784047040656

人間はどこまで機械か?

人類は外的器官を延長してきた。聴覚の延長としての電話、羽の派生としての飛行機、足の拡張としてのクルマ・・・・・・。そして今、コンピュータが内的器官「脳」を拡張し始めた。人類の行きつく姿がここにある! 人類は外的器官を延長してきた。聴覚の延長としての電話、羽の派生としての飛行機、足の拡張としてのクルマ・・・・・・。そして今、コンピュータが内的器官「脳」を拡張し始めた。人類の行きつく姿がここにある!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「人間・動物・機械 -テクノ・アニミズム」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 情報人類学の泰斗による現代社会論。要点は、機械に対してしばしば抱かれるアニミズム的な感覚を積極的に評価して、機械vs人間図式ではない未来の価値観を作り出そうというもの。2002年の刊行だが、アマゾンのインフ 情報人類学の泰斗による現代社会論。要点は、機械に対してしばしば抱かれるアニミズム的な感覚を積極的に評価して、機械vs人間図式ではない未来の価値観を作り出そうというもの。2002年の刊行だが、アマゾンのインフラ化や、情報社会におけるポップカルチャーの可能性(実現したのは日本ではなく韓国だが)など、かなり正確に言い当てているところも多く面白い。一般向けの新書なので内容はかなり軽め。 …続きを読む
    アルパカさん
    2018年11月16日
    1人がナイス!しています
  • 山川草木悉皆仏性とはちょっと違うけれど、あらゆる人間ならざるものと「対話」をしてきたアニミズム的伝統、それはおそらくモノの内にも「魂=心」を観るという態度と不可分で、現代においてもその伝統は例えば「ロ 山川草木悉皆仏性とはちょっと違うけれど、あらゆる人間ならざるものと「対話」をしてきたアニミズム的伝統、それはおそらくモノの内にも「魂=心」を観るという態度と不可分で、現代においてもその伝統は例えば「ロボットは友達」というメンタリティに接続している。これは欧米的なロボフォビアとは正反対の精神態度としてよく指摘されたりするわけだけど、その日本的(東アジア的)なモノとの関係の持ち方を「テクノ・アニミズム」と名付け、「情報革命の二十一世紀を切り開く感性」として評価するなど、13年前の本とは言えなお新しく面白い。 …続きを読む
    minemou
    2015年07月28日
    1人がナイス!しています
  • 新書ということもあって思っていたよりは軽めの内容でした。人間ー動物関係についての論は他にも多々あるので、機械をそこにどう導入していくか(特に表題にもなっているテクノ・アニミズムという概念を使って)はも 新書ということもあって思っていたよりは軽めの内容でした。人間ー動物関係についての論は他にも多々あるので、機械をそこにどう導入していくか(特に表題にもなっているテクノ・アニミズムという概念を使って)はもっと深いところまで掘り下げられる余地がありそう。まあそこは書を改めて(むしろ専門論文で)ということなのでしょう。 …続きを読む
    T. <mang> I.
    2014年04月18日
    1人がナイス!しています

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