女性芸能の源流 傀儡子・曲舞・白拍子

女性芸能の源流 傀儡子・曲舞・白拍子

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047033269
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女性芸能の源流 傀儡子・曲舞・白拍子

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047033269

歴史の裏側に埋もれてしまった中世女性芸能者たちの真実を探る

日本の伝統芸能の根源は神楽から始まり、以後、日本古来の芸能を発展させてきたのは女芸人たちだった。出雲の阿国以前の女性芸能者の姿を追いながら、日本の女性芸能の源流を明らかにする。

〈目次〉
はじめに

第一章 巫女──神への舞
    一 投臥の巫女
    二 『梁塵秘抄』に謡われた巫女
    三 熊野の巫女
    四 熊野比丘尼
    五 貴船の巫女
    六 祇園社の巫女
    七 物憑巫女
    八 湯立ての巫女
    九 歩き巫女
    十 町々村々の巫女座

第二章 傀儡女
    一 『更級日記』の足柄山の遊女の歌
    二 美濃青墓の傀儡女たち
    三 大曲足柄
    四 『傀儡子記』の傀儡子
    五 宇津谷峠の傀儡女
    六 神祭りの傀儡
    七 桂女

第三章 遊女
    一 『遊女記』の遊女
    二 江口・神崎の遊女
    三 「往生伝」の遊女
    四 勅撰集に入った遊女たち
    五 江口君妙と西行
    六 親王・内親王・貴人の母たち
    七 能楽「班女」から狂言「花子」「隅田川」へ

第四章 白拍子女
    一 静御前と祇王・祇女
    二 美濃青墓の白拍子売買状
    三 白拍子と乱拍子
    四 男装の白拍子舞女
    五 伊賀局亀菊
    六 歩き白拍子

第五章 曲舞女
    一 百万山姥の曲舞
    二 曲舞の名主百万
    三 百万の芸態
    四 曲舞座の人々
    五 その後の曲舞

第六章 瞽女と女芸人たち
    一 『曾我物語』を語る瞽女
    二 鳥追女・鳥追風俗
    三 女猿楽

終わりにかえて──出雲の阿国の登場

あとがき

主要参考文献
日本の伝統芸能の根源は神楽から始まり、以後、日本古来の芸能を発展させてきたのは女芸人たちだった。出雲の阿国以前の女性芸能者の姿を追いながら、日本の女性芸能の源流を明らかにする。

〈目次〉
はじめに

第一章 巫女──神への舞
    一 投臥の巫女
    二 『梁塵秘抄』に謡われた巫女
    三 熊野の巫女
    四 熊野比丘尼
    五 貴船の巫女
    六 祇園社の巫女
    七 物憑巫女
    八 湯立ての巫女
    九 歩き巫女
    十 町々村々の巫女座

第二章 傀儡女
    一 『更級日記』の足柄山の遊女の歌
    二 美濃青墓の傀儡女たち
    三 大曲足柄
    四 『傀儡子記』の傀儡子
    五 宇津谷峠の傀儡女
    六 神祭りの傀儡
    七 桂女

第三章 遊女
    一 『遊女記』の遊女
    二 江口・神崎の遊女
    三 「往生伝」の遊女
    四 勅撰集に入った遊女たち
    五 江口君妙と西行
    六 親王・内親王・貴人の母たち
    七 能楽「班女」から狂言「花子」「隅田川」へ

第四章 白拍子女
    一 静御前と祇王・祇女
    二 美濃青墓の白拍子売買状
    三 白拍子と乱拍子
    四 男装の白拍子舞女
    五 伊賀局亀菊
    六 歩き白拍子

第五章 曲舞女
    一 百万山姥の曲舞
    二 曲舞の名主百万
    三 百万の芸態
    四 曲舞座の人々
    五 その後の曲舞

第六章 瞽女と女芸人たち
    一 『曾我物語』を語る瞽女
    二 鳥追女・鳥追風俗
    三 女猿楽

終わりにかえて──出雲の阿国の登場

あとがき

主要参考文献

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「女性芸能の源流 傀儡子・曲舞・白拍子」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 引用。「白拍子は、雅楽の唯拍子から出ている乱拍子に対する白拍子であると言われ、それがその系統の芸を持って立つ芸人を意味するようになった。乱拍子とは、鼓の音を乱調に鳴らし、それに応じて緩急を持ちつつ呼応 引用。「白拍子は、雅楽の唯拍子から出ている乱拍子に対する白拍子であると言われ、それがその系統の芸を持って立つ芸人を意味するようになった。乱拍子とは、鼓の音を乱調に鳴らし、それに応じて緩急を持ちつつ呼応して足拍子を打つもので、鼓と舞手の呼吸の勝負のようなもの。その乱拍子が出てきたことで、それまでの基本は白拍子と言われるようになったのであろう。」今でいうと、演歌に対するJポップみたいな?桂女や遊女の解説も面白かったです。主に院政期の院たちの行いが、彼女ら本来の神子としての神性を剥がすことになったのねー。 …続きを読む
    りー
    2018年07月26日
    2人がナイス!しています
  • 荻原規子著「風神秘抄」の参考文献に挙がっていたので。基本的な知識がない私には難解でしたが、わかるところだけ楽しみました。芸能と神事と社会の関係について少し知ることができてよかった。 荻原規子著「風神秘抄」の参考文献に挙がっていたので。基本的な知識がない私には難解でしたが、わかるところだけ楽しみました。芸能と神事と社会の関係について少し知ることができてよかった。
    tsugumi9merle
    2011年06月17日
    0人がナイス!しています
  • 図書館 図書館
    さなだ
    2010年03月25日
    0人がナイス!しています

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