魂のありか 中国古代の霊魂観

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2000年07月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
297
ISBN:
9784047033153
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魂のありか 中国古代の霊魂観

  • 著者 大形 徹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2000年07月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
297
ISBN:
9784047033153
古代中国の人々は「魂」の存在を信じていた。魂とは何か? 肉体をぬけだす魂、体内に入り込む悪霊、悪霊をはらう方法等を、多数の事例と図版で文化的に考察。イメージ豊かな古代人の視点で「魂」に迫る。 古代中国の人々は「魂」の存在を信じていた。魂とは何か? 肉体をぬけだす魂、体内に入り込む悪霊、悪霊をはらう方法等を、多数の事例と図版で文化的に考察。イメージ豊かな古代人の視点で「魂」に迫る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「魂のありか 中国古代の霊魂観」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読。古代中国人の霊魂や「常世」についての考え方を中心にまとめた本。人体で最も「天」に近い場所であったからであろうか?人間の魂というものはどうやら頭から抜け出ていくものだと考えられていたらしい。本書に 再読。古代中国人の霊魂や「常世」についての考え方を中心にまとめた本。人体で最も「天」に近い場所であったからであろうか?人間の魂というものはどうやら頭から抜け出ていくものだと考えられていたらしい。本書に描かれているような世界は、現代人である我々にとっては大変奇妙なものに映るが、古代中国人にとってはいたって当然の考え方であったように思われる。いや、ひょっとすると現代人の考え方の方が不自然で異端な考え方であり、彼らのような考え方の方が自然なのかもしれない。死ななければわからない世界だけに、わからないことは多い。 …続きを読む
    GEO(ジオ)
    2015年09月17日
    4人がナイス!しています
  • 第1章の魂とは何かについての考察が面白い。中国人は魂は離れていくものを意味し、頭上から抜けると考えていたそうで、ここから脳が魂のありかだったのではないかと述べている。死後に魂魄に分かれる中国の考えに照 第1章の魂とは何かについての考察が面白い。中国人は魂は離れていくものを意味し、頭上から抜けると考えていたそうで、ここから脳が魂のありかだったのではないかと述べている。死後に魂魄に分かれる中国の考えに照らしても当てはまる。ろくろ首が魂の抜けたものから想像されたとするのも興味深い。第2章は肉体を抜け出す魂の考察。被髪=ざんばら髪は髪の毛の先から魂が抜け出していることの象徴で幽霊の髪型となる。魂が抜け出ないように髪を結んだり冠を被ったりしたというのはなるほどと思った。漢字の成り立ちからの考察も勉強になる。 …続きを読む
    たっきー
    2020年07月24日
    1人がナイス!しています
  • 古代中国では、赤子の頃に頭骨の開いている箇所、泉門から魂が抜け出す、と考えられていた事や、その延長でか髪の毛の先からも魂が抜け出すと考えられ、毛先を出さないように髪を結ったり布で覆ったりしていた、と言 古代中国では、赤子の頃に頭骨の開いている箇所、泉門から魂が抜け出す、と考えられていた事や、その延長でか髪の毛の先からも魂が抜け出すと考えられ、毛先を出さないように髪を結ったり布で覆ったりしていた、と言うのは初めて知った事で興味深かった。ただ、全体的には魂に関する事柄の紹介と言った感じで少し散漫な印象を受けた。 …続きを読む
    ヴィクトリー
    2012年08月22日
    0人がナイス!しています

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