- 著者 藤田 湘子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1993年02月17日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784047032361
俳句作法入門
- 著者 藤田 湘子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1993年02月17日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784047032361
句をつくる際、無理なことばづかいをしない、陳腐な比喩は使わない、感じたことを自分のことばで表現する――。投句欄の選評をもとに、実作に則して作句の基本とポイントを平明に解説、指導する。
〈目次〉
はじめに
1 リズムと季語
五・七・五ですっきりと 俳句はリズムなり 潔い作句 中七が切れない すっきり作る 姿を正す 「棒読み」を嫌う 季語を信頼する 季語はそのまま 季感尊重
2 素材について
素材の吟味を 子供に注意 自分の眼 見える、見えない 意外性その1 意外性その2 意外性その3 意外性その4 「母もの俳句」など 機の熟すとき 作意を消す観察 「平成」の素材を もっとユーモアを 破顔一笑の句
3 表現について
最初の感動を 比喩より写生 添削を中心に 浪花節は詩ではない 削ぐ 四コマ漫画 飾らぬよろしさ 表記も表現のうち 無用の「つなぎ」ことば 作者がいるか、像が見えるか(1)(2)(3) 贅肉を取る 工夫のない「大」 核心を衝く 二物衝撃 「ここ」「そこ」再説
4 作句のポイント
この二点に注意 作り急ぎをするな ありうべきウソ ポイントは一つ 平明の中の深さ ここがだいじ 地名雑感 「うまい」ということ(1)(2) 「ここぞ」というところ 変化 間と思い切り
5 ことば─用字用語
「てにをは」を考えよう 第一感 無理なとば・陳腐な比喩 添削できぬ観念句 「生きる証し」や「わが運命」 常識と常套ひとくち多くないか 平明と平凡 わけ知り顔はケガのもと 先人の恩恵 雑感は無用 一人前になれるか もっと素直に 要めの一語 余分な「てにをは」
6 作者のあり方
やわらかな心 理屈ではない 切り口の工夫 お子様ランチ 作る前に考える 発見 足元から遠くへ、遠くから足元へ 「慣れ」の怖さ 男の詩 俳句メガネ 男たちよ 自分の見方・自分のことば
〈目次〉
はじめに
1 リズムと季語
五・七・五ですっきりと 俳句はリズムなり 潔い作句 中七が切れない すっきり作る 姿を正す 「棒読み」を嫌う 季語を信頼する 季語はそのまま 季感尊重
2 素材について
素材の吟味を 子供に注意 自分の眼 見える、見えない 意外性その1 意外性その2 意外性その3 意外性その4 「母もの俳句」など 機の熟すとき 作意を消す観察 「平成」の素材を もっとユーモアを 破顔一笑の句
3 表現について
最初の感動を 比喩より写生 添削を中心に 浪花節は詩ではない 削ぐ 四コマ漫画 飾らぬよろしさ 表記も表現のうち 無用の「つなぎ」ことば 作者がいるか、像が見えるか(1)(2)(3) 贅肉を取る 工夫のない「大」 核心を衝く 二物衝撃 「ここ」「そこ」再説
4 作句のポイント
この二点に注意 作り急ぎをするな ありうべきウソ ポイントは一つ 平明の中の深さ ここがだいじ 地名雑感 「うまい」ということ(1)(2) 「ここぞ」というところ 変化 間と思い切り
5 ことば─用字用語
「てにをは」を考えよう 第一感 無理なとば・陳腐な比喩 添削できぬ観念句 「生きる証し」や「わが運命」 常識と常套ひとくち多くないか 平明と平凡 わけ知り顔はケガのもと 先人の恩恵 雑感は無用 一人前になれるか もっと素直に 要めの一語 余分な「てにをは」
6 作者のあり方
やわらかな心 理屈ではない 切り口の工夫 お子様ランチ 作る前に考える 発見 足元から遠くへ、遠くから足元へ 「慣れ」の怖さ 男の詩 俳句メガネ 男たちよ 自分の見方・自分のことば
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「俳句作法入門」感想・レビュー
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作句の基本を実例を基に解説した実戦的本である。入門者対象というよりもある程度俳句を嗜んでいる人達を対象としている。俳句は「リズム」「切れ」「省略」であるという。この点を常に心して作句すべきと著者はいう …続きを読む2018年03月31日84人がナイス!しています
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今は刊行されていない『俳句研究』の読者投稿欄に寄せられた応募作品から推薦句や「悪い見本」の句を選び、「リズムと季語」「素材」「表現」「作句のポイント」「ことば―用字用語」「作者のあり方」の六章に分けて …続きを読む2023年02月10日32人がナイス!しています
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実際の投稿句を多数引いて、どうしてこれは良いのか悪いのかと説明してくれている。一回の連載が原稿用紙三枚という厳しい短さの中、筆者はよく言葉と構成を選別して様々な俳句の要点に触れてくれている。特に季語に …続きを読む2014年05月24日3人がナイス!しています