「明治の東京生活 女性の書いた明治の日記」感想・レビュー
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明治期のサラリーマン家庭の主婦小林信子が明治31年から翌年に書いた日記と、それに対する息子重喜の注釈という2つの枠により、当時の風俗が闊達に伝わってくる良書。特に、現在90歳の重喜による注釈は、たんに当時 …続きを読む2021年12月08日8人がナイス!しています
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市井の人々の生活の様子が垣間見れるのと表題を見て読んでみたのだけれど、この日記に書かれている生活はかなりの上流社会に暮らす家庭のものであった。 それにしても大倉組の臨時ボーナスの支給は破格である。なん …続きを読む2014年09月22日8人がナイス!しています
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明治後期(19世紀末)の東京、一流商社に勤める士族出身のサラリーマンの妻がつけた約一年間の日記を、その息子が公開。当時の東京の上層サラリーマン家庭の日常と、明治末期の東京都心の様子がわかる貴重な記録だ。照 …続きを読む2011年12月03日5人がナイス!しています