百万都市 江戸の生活

百万都市 江戸の生活

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1991年06月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784047032156
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百万都市 江戸の生活

  • 著者 北原 進
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1991年06月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784047032156
大都市東京の原型を追い求め、事件や人物、生活、風俗などを通して江戸らしさとその性格を見つめてみると、現代の姿がくっきりと見えてくる。今も息づく江戸の精神を日常レベルでときおこす江戸読本。

〈目次〉
   はじめに
1 町の風景
  天下の江戸
  江戸十二景
  江戸の暦
  町名の中の庶民生活
  金座と銭座に町がない
  遊廓繁昌
  江戸の田舎っぺ

2 江戸っ子の町
  産湯と水道
  大酒、大食の記録
  熱いの大好き
  遊女と心中する方法
  夜鷹の情と手代の愛
  道行浦和飯盛
  江戸前大蒲焼
  首尾の松とミニ門松
  弥兵衛の山村開発ばなし

3 消費都市の経済と商業
  みんな飲んじゃう
  九六銭勘定
  数字の符丁
  江戸地廻りの名産品
  下らぬ物
   ──江戸に入津した物資
  九里四里うまい十三里半
  初物の売りだし日
  借金棒引き命令
  御当地独特の商売
  開国の恩人が
  馬鹿二朱を嫌ったわけ
  ぬるま湯につかった手工業
  天下の廻り物を埋める
  銭とお天道様は
        ついてまわる
  博奕打ちと商品経済
  道と車と人と
  差しあげ申す
      パスポートのこと

4 武士の生活
  将軍の威信と権兵衛
  誰がために腹は切る
  天保の改革と遠山の金さん
  将軍様のにせ教訓
  殉死の事情
  二度目の松の廊下
  馬がものをいう
  奥様お手をどうぞ
     ──江戸城の大奥
  君の名は読めぬ人あり

5 武士は食わねど
  経済の発展と武士の頽廃
  不良幕臣列伝
  外村大吉頓証菩提
  切ったはったの御蔵前
  寄ってたかって高利貸
  大名はつぶれない

6 大江戸事件簿け
  鼠小僧にささぐ
  溺れ死んだ御金蔵破り
  礼儀正しき打ちこわし
  悪習は悪臭とともに
  茶漬屋が一杯くわされた話
  上手な贋金の
       つくり方、使い方
  日本橋のさらしだんご
  仇討ちのなぞ解き漢詩
  娘の仇討ちと情報性
  めでたくシャンシャン

  あとがき
大都市東京の原型を追い求め、事件や人物、生活、風俗などを通して江戸らしさとその性格を見つめてみると、現代の姿がくっきりと見えてくる。今も息づく江戸の精神を日常レベルでときおこす江戸読本。

〈目次〉
   はじめに
1 町の風景
  天下の江戸
  江戸十二景
  江戸の暦
  町名の中の庶民生活
  金座と銭座に町がない
  遊廓繁昌
  江戸の田舎っぺ

2 江戸っ子の町
  産湯と水道
  大酒、大食の記録
  熱いの大好き
  遊女と心中する方法
  夜鷹の情と手代の愛
  道行浦和飯盛
  江戸前大蒲焼
  首尾の松とミニ門松
  弥兵衛の山村開発ばなし

3 消費都市の経済と商業
  みんな飲んじゃう
  九六銭勘定
  数字の符丁
  江戸地廻りの名産品
  下らぬ物
   ──江戸に入津した物資
  九里四里うまい十三里半
  初物の売りだし日
  借金棒引き命令
  御当地独特の商売
  開国の恩人が
  馬鹿二朱を嫌ったわけ
  ぬるま湯につかった手工業
  天下の廻り物を埋める
  銭とお天道様は
        ついてまわる
  博奕打ちと商品経済
  道と車と人と
  差しあげ申す
      パスポートのこと

4 武士の生活
  将軍の威信と権兵衛
  誰がために腹は切る
  天保の改革と遠山の金さん
  将軍様のにせ教訓
  殉死の事情
  二度目の松の廊下
  馬がものをいう
  奥様お手をどうぞ
     ──江戸城の大奥
  君の名は読めぬ人あり

5 武士は食わねど
  経済の発展と武士の頽廃
  不良幕臣列伝
  外村大吉頓証菩提
  切ったはったの御蔵前
  寄ってたかって高利貸
  大名はつぶれない

6 大江戸事件簿け
  鼠小僧にささぐ
  溺れ死んだ御金蔵破り
  礼儀正しき打ちこわし
  悪習は悪臭とともに
  茶漬屋が一杯くわされた話
  上手な贋金の
       つくり方、使い方
  日本橋のさらしだんご
  仇討ちのなぞ解き漢詩
  娘の仇討ちと情報性
  めでたくシャンシャン

  あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「百万都市 江戸の生活」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 東京出身の研究者による、江戸愛あふれるエッセイという趣。ちゃんと知識と資料に裏打ちされた、江戸のちょっといい話が一杯だ。大飯・大酒大会、九十六文銭の単位の謎、焼き芋は何故「十三理半」なのか?、刺身屋や 東京出身の研究者による、江戸愛あふれるエッセイという趣。ちゃんと知識と資料に裏打ちされた、江戸のちょっといい話が一杯だ。大飯・大酒大会、九十六文銭の単位の謎、焼き芋は何故「十三理半」なのか?、刺身屋や献残屋(リサイクルショップ)という江戸独特の商売など、読み易くて楽しい。大八車による交通事故や道路占有のために、宝永年間(1700年代)には既に規制が出ていたが、主な原因は「若者の暴走」だったというから、何と言うか・・・。武家屋敷への立ち小便で侍同士が斬り合いになったという事件の顛末は、下らなくて笑った。 …続きを読む
    印度 洋一郎
    2011年11月08日
    2人がナイス!しています
  • 色々なところに発表した文章をまとめたものです。章立てではないですが、町じたいのこと、江戸っ子の生活、武士の生活、事件簿などテーマというか分野ごとにまとめられています。読みやすくて、面白く、読んだあとに 色々なところに発表した文章をまとめたものです。章立てではないですが、町じたいのこと、江戸っ子の生活、武士の生活、事件簿などテーマというか分野ごとにまとめられています。読みやすくて、面白く、読んだあとに背伸びしてもうちょっと詳しい本を読みたくなるような本です。馬鹿二朱と町人の稼ぎと家計、Ⅵの事件簿のところが私は面白かったのですが、何年かして再び読むと違う所が面白く感じるのでしょうね。 …続きを読む
    つきむらしょうえつ
    2016年08月02日
    0人がナイス!しています

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