「選書・天明三年浅間大噴火」感想・レビュー
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天明三年(一七八三年)七月六日に浅間山が噴火した。浅間山は天空に向かって火炎や噴煙をぐんぐん吐き出し、各地に火山灰を降らせた。大気中に噴き上げられた大量の微粒子は冷害の原因の一つとなった。この影響は日 …続きを読む2021年08月07日9人がナイス!しています
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江戸時代最大の火山災害である「天明三年浅間山大噴火」についての本だが、近代以前の災害でこれだけ記録が残っているのは貴重。日本各地で「灰が降って、昼間なのに暗くなった」「地響きと大きな音がした」「灰で道 …続きを読む2022年02月19日3人がナイス!しています
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所有、というか親の蔵書。関(2010)の補完的なもの、こちらは発掘成果の引用、鎌原村に限定。むしろ興味を引くのは、文献資料から噴火後に発生した天明飢饉一揆の諸相。群衆心理の恐ろしさに驚くばかり。2016年11月11日0人がナイス!しています