シュタイナー教育入門 現代日本の教育への提言

シュタイナー教育入門 現代日本の教育への提言

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1984年07月17日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
216
ISBN:
9784047031487
label

シュタイナー教育入門 現代日本の教育への提言

  • 著者 高橋 巖
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1984年07月17日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
216
ISBN:
9784047031487
現代の教育の荒廃を乗りこえようとするシュタイナーの「魂の教育」の根本理論をはじめてわかり易く説いた、教育の場での必読の書。人間存在の深い謎に眼を向け、生きるための確かな支えとはげましを与える。

〈目次〉
第一章 ヨーロッパにおける教育思想の源流──ギリシア・ローマ・中世の教育──
 遍歴する哲学者/折衷主義の発想/ギムナストによる教育/舞踊と闘技の教育/無意識の教育/ギリシアの童児神/レトールの理想へ/教育のレトリック/日本におけるレトリックの欠落/教育学は説得術=ソフィア/教育の死

第二章 教師の理想像
 「術」中心の教育/普遍的価値の喪失/量的な認識/知性と量と物質/ヘルバルトの教育学/表象の把握/ドクターの理想=性悪説の理想像/物質中心の思想/コメニウスの教育思想/質的な世界観/神秘学の自然/内なる自然力/薔薇十字会の系譜/ゲーテの世界/シュタイナーの教育芸術/宗教にかわる芸術/宗教・芸術・科学の統一/生きた教育

第三章 シュタイナーの一般人間学──
 「人間」の意味/人間再生の場、シュタイナー学校/シュタイナー学校の実践/シュタイナーの教師像/すぐれた教師/三つの原則/エゴイズムの時代の教育/生まれる以前からの運命/幼児の魂と肉体/正しい呼吸と眠り/霊と魂と体/知的態度の特徴/定義づけと性格づけ/明るい表象と暗い意志/「退行的」と「前進的」/退行的プロセス/共感と反感/魂の力の充実/畏敬と愛の行/表象活動/意志の育成を重視/繰り返しによる授業/鬼火のような表象生活/実在的な性格へ/共感と反感の存在/感覚的存在としての人間から/シュタイナー学校の卒業生/表象と意志の働き/目的を持った人生

第四章 魂の教育
 魂の在り方/悟性魂の時代/意識魂の教育/人間の構造/泣く、笑うのリズム/意識魂と自由/自我によるアストラル体の教育/意識と気質

第五章 シュタイナー教育の観点から見たカルマ転生──
 輪廻転生の問題/オカルティズムとの出会い/カルマ=霊的因果律/霊的とは何か/カルマ的体験/印象と表出/同一性の予感=カルマ認識の第一歩/カルマの論理化/感情化された記憶/無意識の世界のリアリティ/無意識の思想と輪廻転生/カルマをどのように見るか/シュタイナーのカルマ論/カルマ認識の方法/シュタイナー教育の根本/エーテル的な力

あとがき
現代の教育の荒廃を乗りこえようとするシュタイナーの「魂の教育」の根本理論をはじめてわかり易く説いた、教育の場での必読の書。人間存在の深い謎に眼を向け、生きるための確かな支えとはげましを与える。

〈目次〉
第一章 ヨーロッパにおける教育思想の源流──ギリシア・ローマ・中世の教育──
 遍歴する哲学者/折衷主義の発想/ギムナストによる教育/舞踊と闘技の教育/無意識の教育/ギリシアの童児神/レトールの理想へ/教育のレトリック/日本におけるレトリックの欠落/教育学は説得術=ソフィア/教育の死

第二章 教師の理想像
 「術」中心の教育/普遍的価値の喪失/量的な認識/知性と量と物質/ヘルバルトの教育学/表象の把握/ドクターの理想=性悪説の理想像/物質中心の思想/コメニウスの教育思想/質的な世界観/神秘学の自然/内なる自然力/薔薇十字会の系譜/ゲーテの世界/シュタイナーの教育芸術/宗教にかわる芸術/宗教・芸術・科学の統一/生きた教育

第三章 シュタイナーの一般人間学──
 「人間」の意味/人間再生の場、シュタイナー学校/シュタイナー学校の実践/シュタイナーの教師像/すぐれた教師/三つの原則/エゴイズムの時代の教育/生まれる以前からの運命/幼児の魂と肉体/正しい呼吸と眠り/霊と魂と体/知的態度の特徴/定義づけと性格づけ/明るい表象と暗い意志/「退行的」と「前進的」/退行的プロセス/共感と反感/魂の力の充実/畏敬と愛の行/表象活動/意志の育成を重視/繰り返しによる授業/鬼火のような表象生活/実在的な性格へ/共感と反感の存在/感覚的存在としての人間から/シュタイナー学校の卒業生/表象と意志の働き/目的を持った人生

第四章 魂の教育
 魂の在り方/悟性魂の時代/意識魂の教育/人間の構造/泣く、笑うのリズム/意識魂と自由/自我によるアストラル体の教育/意識と気質

第五章 シュタイナー教育の観点から見たカルマ転生──
 輪廻転生の問題/オカルティズムとの出会い/カルマ=霊的因果律/霊的とは何か/カルマ的体験/印象と表出/同一性の予感=カルマ認識の第一歩/カルマの論理化/感情化された記憶/無意識の世界のリアリティ/無意識の思想と輪廻転生/カルマをどのように見るか/シュタイナーのカルマ論/カルマ認識の方法/シュタイナー教育の根本/エーテル的な力

あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「シュタイナー教育入門 現代日本の教育への提言」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 数年前のある年、3つの学校の非常勤をしていて、1日あけて、同じ内容の授業をしなくてはならない状況にあった。今日は奈良の看護学校、明後日は京都の大学、といった具合に。その頃は、まだ、非常勤を始めて数年で 数年前のある年、3つの学校の非常勤をしていて、1日あけて、同じ内容の授業をしなくてはならない状況にあった。今日は奈良の看護学校、明後日は京都の大学、といった具合に。その頃は、まだ、非常勤を始めて数年で、はっきり言って、授業をするに足るだけの知識を、ほとんど持ち合わせていなかった。新しいテーマで授業をするとなったら、ひとつの授業(90分)につき、わたくしの場合、読める限りの関連本を読んで、授業のアウトラインをつくるのに、3ヶ月程要した。で、授業をすると疲労困憊して、帰宅後は寝るしか出来ない。だから、3つの→ …続きを読む
    シルク
    2021年02月17日
    14人がナイス!しています
  • シュタイナー教育での子供への教え方、教師の教え方からシュタイナーの思想を紹介まで。こちらを読んでから『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』を読むほうが理解がより深まりやすいと思う。 シュタイナー教育での子供への教え方、教師の教え方からシュタイナーの思想を紹介まで。こちらを読んでから『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』を読むほうが理解がより深まりやすいと思う。
    2014年08月16日
    10人がナイス!しています
  • 確か柄谷行人の批評『日本精神分析』で翻訳を通じての自国語の精錬と近代化、口語文学が世界同時多発的に19世紀末から20世紀初頭に各国で起こったことを読んだのだったという憶えがあった。ニーチェの永劫回帰と仏教 確か柄谷行人の批評『日本精神分析』で翻訳を通じての自国語の精錬と近代化、口語文学が世界同時多発的に19世紀末から20世紀初頭に各国で起こったことを読んだのだったという憶えがあった。ニーチェの永劫回帰と仏教の輪廻転生の関係は知らない。けれどシュタイナーが近代的な認識のモードでカルマや転生などの古代インドの思想について考えようとしたことと、東方の思想がロマン主義以来、翻訳によってドイツに導入されてきたことの繋がりを読んでいて感じる。あらわに書かれていたかどうかははっきりとはわからねど。 …続きを読む
    NагΑ Насy
    2014年01月04日
    3人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品