俳句入門

俳句入門

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1971年11月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
240
ISBN:
9784047030527
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俳句入門

  • 著者 秋元 不死男
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1971年11月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
240
ISBN:
9784047030527
俳句は易しくて難しいといわれる。形式が単純で、直感と眼の働きでも作れるからだ。だが、その働き方に深さ浅さ、豊かさ貧しさ、鋭さ鈍さがある。表現形式、作り方、態度を実作者の立場でわかりやすく説く。

〈目次〉
第一章 俳句をつくる態度
 一 俳句はすぐつくれるか
    やさしいがむずかしい 直感と眼と 易きにつかぬ
 二 いい俳句とは
    いいものとつまらないもの 自信をもつ 理窟ではない 写生と感情 感情は説明されてはいけない 感覚と生命把握

第二章 俳句をつくる意味
 一 なぜ俳句をつくるのか
    じぶんを生かしたいために じぶんにめぐりあう 善意に充つ 創造のよろこび

第三章 俳句は短い
 一 俳句の芯
    単一への復帰 沈黙の文学 真似るということ

第四章 俳人について
 一 俳人の決意とは何か
    俳句の「場」なくて俳人は存在しない 詩と散文 散文文学との対決 時に徹する 境涯の詩 抵抗する

第五章 俳句の世界について
 一 詩の世界とは何か
    詩と現実の体験 詩は情操の世界 詩と思想 詩と歴史 意味の詩
 二 俳句は何からできあがるか
    気分ということ ポエジー 俳句的ポエジー
 三 俳句の形式
    形式のこと 俳句の形式 定型を愛する 定型と文語・口語
 四 俳句のリズム
    リズム リズムの効果 定型のリズム 俳句のリズム 破調
 五 切字について
    言い切る 切字の精神 切字の特質 「や」について 「かな」について 「けり」について その他の切字
 六 俳句と季の関係
    無季の句 季の約束 季感詩としての俳句 別な立場もある 芭蕉と季語 季題趣味 季語の効用 再び無季の句について

第六章 俳句の表現
 一 単一化について
    表現と技巧 短さと表現 単一表現
    示すこととかすくこと 象徴的表現

 二 技巧について
    俳句の技巧 技巧と様式
 三 一元への道
    直叙 配合 比喩について
 四 推敲のこと
    芭蕉の例 誓子の「黄旗」 波郷の「惜命」 その他の例
  あとがき

  新版にさいして

  作者別引用句索引
俳句は易しくて難しいといわれる。形式が単純で、直感と眼の働きでも作れるからだ。だが、その働き方に深さ浅さ、豊かさ貧しさ、鋭さ鈍さがある。表現形式、作り方、態度を実作者の立場でわかりやすく説く。

〈目次〉
第一章 俳句をつくる態度
 一 俳句はすぐつくれるか
    やさしいがむずかしい 直感と眼と 易きにつかぬ
 二 いい俳句とは
    いいものとつまらないもの 自信をもつ 理窟ではない 写生と感情 感情は説明されてはいけない 感覚と生命把握

第二章 俳句をつくる意味
 一 なぜ俳句をつくるのか
    じぶんを生かしたいために じぶんにめぐりあう 善意に充つ 創造のよろこび

第三章 俳句は短い
 一 俳句の芯
    単一への復帰 沈黙の文学 真似るということ

第四章 俳人について
 一 俳人の決意とは何か
    俳句の「場」なくて俳人は存在しない 詩と散文 散文文学との対決 時に徹する 境涯の詩 抵抗する

第五章 俳句の世界について
 一 詩の世界とは何か
    詩と現実の体験 詩は情操の世界 詩と思想 詩と歴史 意味の詩
 二 俳句は何からできあがるか
    気分ということ ポエジー 俳句的ポエジー
 三 俳句の形式
    形式のこと 俳句の形式 定型を愛する 定型と文語・口語
 四 俳句のリズム
    リズム リズムの効果 定型のリズム 俳句のリズム 破調
 五 切字について
    言い切る 切字の精神 切字の特質 「や」について 「かな」について 「けり」について その他の切字
 六 俳句と季の関係
    無季の句 季の約束 季感詩としての俳句 別な立場もある 芭蕉と季語 季題趣味 季語の効用 再び無季の句について

第六章 俳句の表現
 一 単一化について
    表現と技巧 短さと表現 単一表現
    示すこととかすくこと 象徴的表現

 二 技巧について
    俳句の技巧 技巧と様式
 三 一元への道
    直叙 配合 比喩について
 四 推敲のこと
    芭蕉の例 誓子の「黄旗」 波郷の「惜命」 その他の例
  あとがき

  新版にさいして

  作者別引用句索引

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「俳句入門」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • "詩人はことばを媒介とせずに、直接に、素手でものを見、世界を感じようとする。"、"俳句は「いま」という刻(とき)に立脚し、「じぶん」というものに立てこもるようにできている文学である。"など本書は金言の宝庫 "詩人はことばを媒介とせずに、直接に、素手でものを見、世界を感じようとする。"、"俳句は「いま」という刻(とき)に立脚し、「じぶん」というものに立てこもるようにできている文学である。"など本書は金言の宝庫である。 …続きを読む
    riow1983
    2014年09月14日
    1人がナイス!しています
  • 季寄せを読んでいて著者の俳句に感心して興味が出たので入門書を読んでみたが、俳句が如何に単一に本質をつかむ短詩かということが語られ、特に切れ字がいかに俳句を引き締めるか、推敲によっていかにより鋭く言葉が 季寄せを読んでいて著者の俳句に感心して興味が出たので入門書を読んでみたが、俳句が如何に単一に本質をつかむ短詩かということが語られ、特に切れ字がいかに俳句を引き締めるか、推敲によっていかにより鋭く言葉が選ばれ情景を鮮明にするかが具体的に提示されていて大変勉強になった。 …続きを読む
    田蛙澄
    2020年10月30日
    0人がナイス!しています

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