「増補「自分で考える」ということ」感想・レビュー
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理性や精神について説明している。自分で考えることとはまさにそれらを土台として一歩一歩進んでゆくことだ、というデカルト哲学の解説書。かなーり砕かれていて分かりやすい。 日本人に足りないのはデカルトで言う …続きを読む2010年12月24日2人がナイス!しています
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著者は哲学者(京都学派?)、で特にデカルトに傾倒している。古典的な意味での合理主義・啓蒙主義者であり、現代思想の流れからすると流行遅れ(?)の感がなくもないが、近代西欧の精神的基礎、強靭な思索を学ぶた …続きを読む2024年08月02日0人がナイス!しています
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教育とは「教えて育てる」と書くが、知識やノウハウを「教」えて価値観を「育」てるからだろう。筆者はおそらく、へーゲルもハイデガーもカントも読んでいる。そしてそれを踏まえた知的倫理を説く。本書は、近代知 …続きを読む2015年11月10日0人がナイス!しています