女ともだち レンデル傑作集3

女ともだち レンデル傑作集3

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1989年04月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784042541196
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女ともだち レンデル傑作集3

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1989年04月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784042541196

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「女ともだち レンデル傑作集3」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 純文学に寄り掛かったミステリが多いように思える。人間の心が思いもかけない行動を起こす内容が多いと感じた。それは各編が男と女の関係の纏わる皮肉な結末を扱っているからだ。全ての作品に共通するのは錯覚であれ 純文学に寄り掛かったミステリが多いように思える。人間の心が思いもかけない行動を起こす内容が多いと感じた。それは各編が男と女の関係の纏わる皮肉な結末を扱っているからだ。全ての作品に共通するのは錯覚であれ、疑問であれ、懸念であれ、最初はほんの些細な火種に過ぎない事だ。それが各人の心の中で肥大し、暴走し、そして取り返しのつかないほどまで成長する。そして過ちへと繋がる。それは我々一般読者でも抱くような小さな火種で決して他人事ではない。つまり日常と非日常の境は斯くも薄い壁で遮られているのだということ思い知らされる。 …続きを読む
    Tetchy
    2020年09月08日
    111人がナイス!しています
  • 表題作何か見たことある…と思っていたら映画「彼はひみつの女ともだち」の原作でした。怖い! 表題作何か見たことある…と思っていたら映画「彼はひみつの女ともだち」の原作でした。怖い!
    星落秋風五丈原
    2021年03月15日
    21人がナイス!しています
  • 普通の人々が些細なきっかけで異常心理に陥る、恐ろしい話揃いの短編集。表題の「女ともだち」はフランソワ・オゾンの映画「彼は秘密の女ともだち」の原案。映画は観ていませんが、きっと小説のほうが断然バッドエン 普通の人々が些細なきっかけで異常心理に陥る、恐ろしい話揃いの短編集。表題の「女ともだち」はフランソワ・オゾンの映画「彼は秘密の女ともだち」の原案。映画は観ていませんが、きっと小説のほうが断然バッドエンドでしょう。腕毛の処理をしていないあたりに女装の本気度が表れている気がします。お気に入りは、密かに美しい恋人たちを観察する少女の苦しい記憶「四十年後」売れない小説家が及ぼした切なくも幻想的なイメージ「ケファンダへの緑の道」どの話も細密な心理描写に迫力があります。 …続きを読む
    めがねまる
    2015年09月27日
    15人がナイス!しています

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