*乙女の悲劇

*乙女の悲劇

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1983年03月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784042541042
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*乙女の悲劇

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1983年03月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784042541042

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「*乙女の悲劇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ウェクスフォード警部シリーズ⑩。田舎町で発見された五十代女性の刺殺死体。早々に身元は判明するものの、犯人の手掛かりとなる被害者が何処で暮らし、何をしていたのかが一向に分からず、四苦八苦する警部らの捜査 ウェクスフォード警部シリーズ⑩。田舎町で発見された五十代女性の刺殺死体。早々に身元は判明するものの、犯人の手掛かりとなる被害者が何処で暮らし、何をしていたのかが一向に分からず、四苦八苦する警部らの捜査の過程が描かれます。感に頼って失敗したり、娘の離婚問題に悩まされるなど人間味溢るる本作品。お馴染みの上司、部下、家族らのキャラと役割が固まって、シリーズを読み通すと思い入れが大きくなります。本作品は、どんでん返しの結末は予想がつくきますが、伏線回収が面白いですね。女性の自立という世相を反映しています。 …続きを読む
    hit4papa
    2022年04月26日
    56人がナイス!しています
  • 多作なレンデルのウェクスフォード警部シリーズ10作目。邦訳の順ではかなり古い作品。1978年とて、時代を映して当時のウーマンリブの風潮を色濃く描かれる。主人公警部の早々結婚した長女が家庭における妻の従属的 多作なレンデルのウェクスフォード警部シリーズ10作目。邦訳の順ではかなり古い作品。1978年とて、時代を映して当時のウーマンリブの風潮を色濃く描かれる。主人公警部の早々結婚した長女が家庭における妻の従属的立場と女性の自立の問題に青臭く悩み、二児を生し乍ら夫に向けて不満をぶつける場面が長い。そんな時、管内で殺人事件が出来する。被害者は大柄で不器量な「おとこ女」。彼女はロンドン近郊の田舎を離れてロンドンに出るが、出自を巧妙に隠していた。その身分詐称の意外さがプロットであるが、やや嘘臭く冗長なのが玉に瑕だった。 …続きを読む
    bapaksejahtera
    2025年02月04日
    14人がナイス!しています
  • 日本語タイトル、いろんな意味が含まれていてウマいと思います。犯人より被害者像が強烈に残る一作。女が女として生きることの難しさ。イギリスでは状況は改善されたんだろうか。(我が国はいまだに古い意識でとどま 日本語タイトル、いろんな意味が含まれていてウマいと思います。犯人より被害者像が強烈に残る一作。女が女として生きることの難しさ。イギリスでは状況は改善されたんだろうか。(我が国はいまだに古い意識でとどまっている部分が多いけれど) …続きを読む
    Gen Kato
    2015年10月01日
    4人がナイス!しています

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