リプリー

リプリー

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1971年04月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784042518013
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リプリー

  • 訳者 青田 勝
  • 解説 新保 博久
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1971年04月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784042518013

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「リプリー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • G1000】知人の両親からヨーロッパに行って息子を連れ戻して欲しいとの依頼。そんな馬鹿な。自分が行かないのなら親族の若者に行かせるのが筋と。殺人と心理描写、関係者の行動と会話。手紙、小切手、遺言状などの偽 G1000】知人の両親からヨーロッパに行って息子を連れ戻して欲しいとの依頼。そんな馬鹿な。自分が行かないのなら親族の若者に行かせるのが筋と。殺人と心理描写、関係者の行動と会話。手紙、小切手、遺言状などの偽造。あとがきに著作一覧あり。著者がヨーロッパ好み故の作品なのだろうか。新保博久の解説「贋作こそ人生」を付け加えたものが本書。当時15歳あったアランドロンが映画に。「太陽がいっぱい」 (1971年刊) の改題。訳者は同じ。旧版は1列の文字は1文字多く、2行少ないのでページ数は多い。解説なし。 …続きを読む
    kaizen@名古屋de朝活読書会
    2015年08月05日
    92人がナイス!しています
  • あのアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」の原作と知って飛びついたが,テーマ音楽とアラン・ドロンの青い瞳しか覚えていなかったと気づいた。ひりひりするような焦燥感,驚きの結末。あの映画とは違う結末だとのこと あのアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」の原作と知って飛びついたが,テーマ音楽とアラン・ドロンの青い瞳しか覚えていなかったと気づいた。ひりひりするような焦燥感,驚きの結末。あの映画とは違う結末だとのこと。読み終わって呆然としてしまった。トム・リプリーは恵まれない生い立ちや貧しい環境から,自分に対する劣等感と社会からの疎外感を持っている。他人に成りすましている時の方がのびのびとくつろげる。罪を犯し追い詰められていく彼。行き着く先は…。探偵の謎解きではなく,犯人側からの心理描写で構成された小説。 …続きを読む
    ほりん
    2015年07月29日
    41人がナイス!しています
  • 大富豪からの依頼を受けてイタリアにいる息子を連れ戻しに行くリプリー。貧しい青年の金持ちに対するリプリーのひりひりするような劣等感、焦燥感、嫉妬、疎外感。リプリーのそういった鬱屈した心理と、場当たり的な 大富豪からの依頼を受けてイタリアにいる息子を連れ戻しに行くリプリー。貧しい青年の金持ちに対するリプリーのひりひりするような劣等感、焦燥感、嫉妬、疎外感。リプリーのそういった鬱屈した心理と、場当たり的な生き方はリンクしているのだろうか。リプリーのこの場当たり的な生き方と地中海の溢れる光のためか、犯罪小説なのに暗さがなく、ただまぶしい。このまぶしさは、もろく危ういリプリーをまともに見ていられないというこちらの思いからくるのだろうか。それにしても、リプリーは、『グレイトギャツビー』のギャツビーにすごく似ている。 …続きを読む
    NAO
    2015年08月16日
    32人がナイス!しています

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