幕末刺客列伝

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1987年08月26日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784041621073
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幕末刺客列伝

  • 著者 羽山 信樹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1987年08月26日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784041621073

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「幕末刺客列伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「人斬り」と呼ばれた幕末の人物…土佐の岡田以蔵、薩摩の中村半次郎・田中新兵衛、熊本の川上彦斉等を描いている。見当外れな捉え方もあったがこの著者の人物描写は優れている。狂信的な人斬りは以蔵、ヤクザの鉄砲 「人斬り」と呼ばれた幕末の人物…土佐の岡田以蔵、薩摩の中村半次郎・田中新兵衛、熊本の川上彦斉等を描いている。見当外れな捉え方もあったがこの著者の人物描写は優れている。狂信的な人斬りは以蔵、ヤクザの鉄砲玉のような人斬りは中村・田中、思想犯のテロ的な人斬りは川上だろう。みな危機意識が強かった西国諸藩の人間だ。危機意識が最も強かった長州からは人斬りが出ていない(伊藤博文は成り行きで1人を惨殺したが)。自らの手を汚すことを嫌ったためか。明治後、多くの政治家を出した長州という国柄と関係があるかも。 …続きを読む
    AICHAN
    2012年04月05日
    5人がナイス!しています
  • “人斬り”は現代でいえばヤクザの用心棒や鉄砲玉といったところだろう。人を殺すことに何の抵抗も感じなかったり、自己顕示欲が異様に強く“人斬り”で自分を表現するしかない一種の“異常”人だ。親分のためなら死んでも “人斬り”は現代でいえばヤクザの用心棒や鉄砲玉といったところだろう。人を殺すことに何の抵抗も感じなかったり、自己顕示欲が異様に強く“人斬り”で自分を表現するしかない一種の“異常”人だ。親分のためなら死んでもかまわないという普通ではないところもある。幕末の“人斬り”もそんなに変わりなかったと思う。人殺しに快感を覚える“異常”人もいただろうが、大部分は組織やリーダーに褒められたい一心で“人斬り”になった連中だったろう。幕末の“人斬り”にはどこか哀しさがある。そのへんがうまく描かれていた。 …続きを読む
    AICHAN
    1970年01月01日
    2人がナイス!しています
  • 以蔵>半次郎>唯三郎≧総司>信吾=次左衛門=新兵衛>歳三>彦斎>博文 だいたいこんな感じで好き。エロスと流血描写とのバランスとか白の使い方とか予想外すぎる唯三郎のキャラクターとかひたすら汚くて可哀想な 以蔵>半次郎>唯三郎≧総司>信吾=次左衛門=新兵衛>歳三>彦斎>博文 だいたいこんな感じで好き。エロスと流血描写とのバランスとか白の使い方とか予想外すぎる唯三郎のキャラクターとかひたすら汚くて可哀想な以蔵とか何だか描写が美々しくて物凄いことになってる歳三(彦斎の話の歳三がうわぁ……って感じで大好き)とか、好みに合う部分が多すぎて読むのが超楽しかった。主人公と次の話の主人公とが何かしら繋がってるという連作短編の構成もよかった(最後に以蔵のところに帰って来るのがまたいい)けど、次左衛門→彦斎の部分は強引すぎw …続きを読む
    UMA
    2013年02月06日
    1人がナイス!しています

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