「戦場になった島 新聞記者が語りつぐ戦争 2」感想・レビュー
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戦場を描いた作品はどれも悲惨極まる描写がある。だが本著の特徴は語り部が複数いることである。つまり、一人の著者が語る戦争の悲惨さと、複数の語り部が語る悲惨さがことごとく一致し、日本軍がゆくところ多かれ少 …続きを読む2022年08月12日29人がナイス!しています
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多くの日本軍将兵は戦闘で死んだのではない。飢えと病で命を落としたのだ。味方に殺されたといっても過言ではない。その典型が特攻である。書物にせよ、ガダルカナルから先の戦場を様相を詳しく知ったものなら、当然 …続きを読む2014年12月15日24人がナイス!しています
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情念による反戦、これが読売新聞大阪社会部の戦争シリーズの売りである。そのためには書き手の新聞記者の人生をかけた魂の絞り出しが必要であるが、そうそうどの新聞記者も戦争の最悲惨を体験している訳ではなく、う …続きを読む2023年08月24日7人がナイス!しています