ひめゆりの塔をめぐる人々の手記

ひめゆりの塔をめぐる人々の手記

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年03月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784041515013
label

ひめゆりの塔をめぐる人々の手記

  • 著者 仲宗根 政善
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年03月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784041515013

沖縄戦に倒れた乙女たちによる、真実の記録!

太平洋戦争の末期、日本国土で最大の戦場となった沖縄では、住民をまき込んで20数万の犠牲者を出した。なかでも悲惨をきわめたのは、従軍看護婦として戦争に参加した、わずか16歳から20歳までの、若いひめゆり学徒たちの最期であった。引率教師だった著者が、奇蹟的に生き残った生徒たちの手記を集め、自らの体験と照応させて綴った本書は、生霊への鎮魂歌であると同時に、永遠に読み継がれるべき戦争の実録である。 太平洋戦争の末期、日本国土で最大の戦場となった沖縄では、住民をまき込んで20数万の犠牲者を出した。なかでも悲惨をきわめたのは、従軍看護婦として戦争に参加した、わずか16歳から20歳までの、若いひめゆり学徒たちの最期であった。引率教師だった著者が、奇蹟的に生き残った生徒たちの手記を集め、自らの体験と照応させて綴った本書は、生霊への鎮魂歌であると同時に、永遠に読み継がれるべき戦争の実録である。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

まえがき

陸軍病院の日々
一 艦砲射撃はじまる
二 陸軍病院
三 卒業式
四 黄泉の壕
五 看護志願
六 白ゆり
七 勝利の日
八 小杉さん
九 最初の犠牲
一〇 生き埋め
一一 第一外科
一二 第二外科
一三 生き地獄の兵器廠

戦火に追われて
一四 病院移動
一五 担架の上の学友
一六 糸洲
一七 渡嘉敷良子
一八 病院勤務者の配置
一九 石室の軍医
二〇 糸数用武
二一 真空の緑野
二二 小ヤギの死
二三 波平最後の日
二四 影二つ
二五 壕脱出
二六 目大尉、平川見習士官の自決

死の解散命令
二七 死の解散
二八 奇遇
二九 いやはての断崖の歌声
三〇 自決
三一 自決した師友にはぐれた三人
三二 死線をさまよう
三三 学友の死と小鳥
三四 国頭突破
三五 ひめゆりの塔の壕
三六 屍とともに

浄魂を抱いて
三七 ひめゆりの塔
三八 浄魂を抱いて

ひめゆりの塔の記

あとがき

「ひめゆりの塔をめぐる人々の手記」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 忘れてはいけない事、知るべき事、語り継がれるべき事がある。ひめゆりの塔の悲劇もそう。戦争の悲惨さ、平和への願い、命の尊さ!彼女たちの気持ち・覚悟・使命感が、一人称で連なり紡がれる「手記」となり、叫びと 忘れてはいけない事、知るべき事、語り継がれるべき事がある。ひめゆりの塔の悲劇もそう。戦争の悲惨さ、平和への願い、命の尊さ!彼女たちの気持ち・覚悟・使命感が、一人称で連なり紡がれる「手記」となり、叫びとなって切なく伝わってくる。傷ついた兵士達の看護という尊き志を必死の働きで遂げる学徒隊。時に敬われ、時に罵倒されながらも必死で頑張るその姿。尊さを超越した何かにしか思えない。耐え忍び皆で歌う姿、彼女たちを偲び創られた歌の数々に涙を禁じ得ない。彼女たちの魂かけた祈りと涙。決して忘れてはならない!必読書です‼️🙇 …続きを読む
    三代目 びあだいまおう
    2020年07月07日
    293人がナイス!しています
  • 悲惨すぎて、リゾート沖縄、ハイさーい、とかいう気分は飛んでしまった。 上陸戦とは、一般市民が前線に置き去りにされること。 生き残った引率教師と生徒の手記。 悲惨すぎて、リゾート沖縄、ハイさーい、とかいう気分は飛んでしまった。 上陸戦とは、一般市民が前線に置き去りにされること。 生き残った引率教師と生徒の手記。
    榊原 香織
    2023年06月26日
    58人がナイス!しています
  • 読んでいてとても苦しかった。沖縄戦で壕に火炎放射器が使われたというのは聞いたことがあったけれども、ガス弾も使われていたとこの手記で知りました。ガス弾を受けた女学生が神経をやられてしまったと。そんな恐ろ 読んでいてとても苦しかった。沖縄戦で壕に火炎放射器が使われたというのは聞いたことがあったけれども、ガス弾も使われていたとこの手記で知りました。ガス弾を受けた女学生が神経をやられてしまったと。そんな恐ろしい武器を使われていたのですね。そして何よりも究極の事態に陥った時にこそ人格が表れるのだなと思いました。軍人の立場を利用して女学生を捨て駒みたいに扱う人がいる一方で、女学生を守ろうとしてくれる人もいた。現実を知っている私は、彷徨う少女たちに早く投降して!と心の中で叫びながら読んでいた。なのでとても苦しかった。 …続きを読む
    瑪瑙(サードニックス)
    2021年08月06日
    40人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品