世界で一番ロマンチックな海

世界で一番ロマンチックな海

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1993年01月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041480250
label

世界で一番ロマンチックな海

  • 著者 鎌田 敏夫
  • 解説 武 敬子
  • カバーデザイン 佐々木 悟郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1993年01月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041480250

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「世界で一番ロマンチックな海」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 鎌田さんは金妻や男女七人なんかを手掛けた人だったのですね。たくさんの人を登場させ絡めてこんがらかせて、それでいてそれぞれの友情や愛情を混ぜ込んで。そういう人の心の細かい部分を丁寧に描くから物語に風味が 鎌田さんは金妻や男女七人なんかを手掛けた人だったのですね。たくさんの人を登場させ絡めてこんがらかせて、それでいてそれぞれの友情や愛情を混ぜ込んで。そういう人の心の細かい部分を丁寧に描くから物語に風味が増すのかもしれないですね。タイトル作品「世界で一番ロマンチックな海」が甘く切ない感じを受けました。歯車がぎこちなく動く感じ。なかなか本音を切り出せない男と女。もっと鎌田ワールドで男と女の心を味わいたくなりました。 …続きを読む
    あつひめ
    2011年04月17日
    25人がナイス!しています
  • 誰かを思う気持ち、すれ違う感情。文体は綺麗な描写で、切なさが漂う感じ。少し胸を締め付けられつつ、さくっと読めました。 誰かを思う気持ち、すれ違う感情。文体は綺麗な描写で、切なさが漂う感じ。少し胸を締め付けられつつ、さくっと読めました。
    なつ
    2015年10月11日
    24人がナイス!しています
  •  6編の甘い、ちょっぴり悲しい恋物語。心地よい読後感だ。表題作「世界で一番・・・・」は、悲恋だが素敵な恋の話。初恋の二人が別々の伴侶を選ぶ、「自分を愛してくれる人を裏切る辛さ」を互いに経験する・・。私  6編の甘い、ちょっぴり悲しい恋物語。心地よい読後感だ。表題作「世界で一番・・・・」は、悲恋だが素敵な恋の話。初恋の二人が別々の伴侶を選ぶ、「自分を愛してくれる人を裏切る辛さ」を互いに経験する・・。私は次の2編がよかった。舞台はパリ、妻子を日本に残し単身赴任の男とヘアメイクを学びにきた女の淡い切ない洒落た恋物語の「シャルル・ドゴール空港」。若者がある時甘い匂いに惹かれる。向こう隣りの若奥様の香水の香りだった、胸のときめきに暮れる浪人生の淡い恋心を繊細に描いた作品「その人の匂い」。別作品が読みたい作家だ。 …続きを読む
    じいじ
    2014年12月18日
    22人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品