ひとりで夜読むな 新青年傑作選 怪奇編

ひとりで夜読むな 新青年傑作選 怪奇編

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1977年10月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041434048
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ひとりで夜読むな 新青年傑作選 怪奇編

  • 編 中島 河太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1977年10月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041434048

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ひとりで夜読むな 新青年傑作選 怪奇編」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本作は雑誌『新青年』に掲載された傑作集。『新青年』は、1920年に創刊され、1950年まで続いた日本の雑誌で国内外の探偵小説を紹介し、新進気鋭の新人作家を発掘する目的で作られた。「都会的雑誌」として都市部のイ 本作は雑誌『新青年』に掲載された傑作集。『新青年』は、1920年に創刊され、1950年まで続いた日本の雑誌で国内外の探偵小説を紹介し、新進気鋭の新人作家を発掘する目的で作られた。「都会的雑誌」として都市部のインテリ青年層の間で人気を博し、江戸川乱歩、横溝正史(編集長も務めている)を初め、角田喜久雄、山下利三郎らが執筆、新人として甲賀三郎、大下宇陀児、城昌幸、渡辺温、牧逸馬、国枝史郎、夢野久作などがデビューするなど、当時の日本推理小説の歴史的大きな役割を果たした。本作は傑作選として13作品を取り上げている。 …続きを読む
    ヴェルナーの日記
    2021年06月12日
    192人がナイス!しています
  • 、「ひとりで夜読むな」とあったからさっそくひとりで夜読んでみた、純然たるホラー(Jホラーのような)を期待している人は多分肩すかしをくらうと思います、なにせ『新青年』からの初出で、乱歩の「芋虫」で締めて 、「ひとりで夜読むな」とあったからさっそくひとりで夜読んでみた、純然たるホラー(Jホラーのような)を期待している人は多分肩すかしをくらうと思います、なにせ『新青年』からの初出で、乱歩の「芋虫」で締めていることからわかるように、基本は探偵怪奇小説か「エロ・グロ」です、怖さの好みで言えば、「柘榴病」(なんとなく『マタンゴ』みたいなものを想起させる)とか「本牧のヴィナス」(この中ではいちばん「らしい」心霊小説?)あたりだろうか……、「可哀想な姉」などはいかにも当時流行ってた感のあるデカダンが効いている、、、 …続きを読む
    中玉ケビン砂糖
    2015年04月21日
    109人がナイス!しています
  • 思いっきり一人で夜読んだ。江戸川乱歩、夢野久作、小栗虫太郎などのそうそうたるメンツの作家の怪奇話が読めるアンソロジーで、どちらかというとヒトコワ的な怖さの作品だった。お気に入りは、小坂井不木「痴人の復 思いっきり一人で夜読んだ。江戸川乱歩、夢野久作、小栗虫太郎などのそうそうたるメンツの作家の怪奇話が読めるアンソロジーで、どちらかというとヒトコワ的な怖さの作品だった。お気に入りは、小坂井不木「痴人の復讐」研修医?の主人公が自分をバカにしてくる教授に目の見えない患者を使って復讐する話。渡辺温「可愛想な姉」の歪んだ姉弟の関係がとてつもなく気持ち悪い。背下耽「柘榴病」奇病により島民が全滅した島を調査する話。江戸川乱歩「芋虫」悪趣味ここに極まれりといった感じだけど、物悲しい作品。どれも面白く読めた一冊だった。 …続きを読む
    ヘンリーメル
    2021年06月27日
    13人がナイス!しています

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