キリオン・スレイの生活と推理

キリオン・スレイの生活と推理

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1976年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041425039
label

キリオン・スレイの生活と推理

  • 著者 都筑 道夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1976年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041425039

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「キリオン・スレイの生活と推理」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • およそ30年ぶりの再読。暇を持て余している好奇心旺盛な詩人キリオン・スレイが不可解な事件に首を突っ込み、おかしな日本語を駆使して論理的に解決する短編集。何より各話のタイトルが魅力的で、「なぜ完璧のアリ およそ30年ぶりの再読。暇を持て余している好奇心旺盛な詩人キリオン・スレイが不可解な事件に首を突っ込み、おかしな日本語を駆使して論理的に解決する短編集。何より各話のタイトルが魅力的で、「なぜ完璧のアリバイを容疑者は否定したのか」「なぜ密室から凶器だけが消えたのか」など、そそられますねぇ。そのまんまなんですけど。「トリックよりロジック」「謎と論理のエンタテイメント」を標榜する都築氏ですので、ここでもかなりアクロバチックで綱渡りのような(時には落ちかけるほど危なっかしい?)論理展開が楽しい小粋な作品集です。 …続きを読む
    ばりぼー
    2014年12月05日
    52人がナイス!しています
  • 〔再読〕鬼才と言われる都筑道夫氏の短編集です。キリオン・スレイというアメリカ人を探偵に六編があります。男が泥棒に入った家で、見つかって慌ててしまい、家にいた女性を包丁で刺し殺してしまいます。逃げ迷うう 〔再読〕鬼才と言われる都筑道夫氏の短編集です。キリオン・スレイというアメリカ人を探偵に六編があります。男が泥棒に入った家で、見つかって慌ててしまい、家にいた女性を包丁で刺し殺してしまいます。逃げ迷ううち偶々警官に捕まった男は、観念して全てを自供したのに、警察と戻った家では、何事も起こっていないといいます。死体は、犯行現場はいったい何処にいったのか?など、トリックより其処にある謎を論理的に解明していくミステリーです。ロジックにこだわり色々な文章表現を用いており、実に粋なさっぱりとした作品と感じました。 …続きを読む
    セウテス
    2014年07月02日
    34人がナイス!しています
  • ひさびさに手に取ったが・・・ああ。やっぱり目次のページのカッコ良さったらハンパ無いなあ!(西欧風のサーベルのイラストが6本並んでる各々の下に漢数字のページ数、で、開いてみると「最初の? なぜ自殺(中略)他殺 ひさびさに手に取ったが・・・ああ。やっぱり目次のページのカッコ良さったらハンパ無いなあ!(西欧風のサーベルのイラストが6本並んでる各々の下に漢数字のページ数、で、開いてみると「最初の? なぜ自殺(中略)他殺にしたのか」と副題が)。こんにち的標準から冷静に見ればツッコミどころ満載“w”なんだろうが、昔の傑作てたいていそんなもんだぞ(笑)。本格ってなにが面白いの?と問われて挙げる一冊なんですよね自分的に。フーテン&ヒッピー(笑)が集う百物語の会で語られた、乱歩&横溝的いかにもな過去の密室殺人を解く6話は秀逸。 …続きを読む
    hanchyan@深読みしてなんぼ
    2015年10月29日
    29人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品