掲載開始日 2020年10月12日
「小説 野性時代」11月号発売! 薬丸 岳の人間存在の根源に迫る長編新連載ほか、川越宗一、香月夕花、重松 清、古内一絵の短編など、いまもっとも勢いのある小説を集めた文芸誌! 表紙・グラビアは岡田健史!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は月刊文芸小説誌『小説 野性時代』2020年11月号(No.204)を2020年10月12日(月)より発売いたしました。
◆ニュース
1.【新連載】死刑囚の心の深淵を描き切る、迫真のサスペンス!
〇薬丸 岳「最後の祈り」
重い罪を犯した、塀の向こうの受刑者たち。その瞳の中に、牧師は何を見るのか――。
※KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では本作の試し読みを公開中!
【「最後の祈り」試し読み】
https://kadobun.jp/trial/yasei/cu0q4q2ig34s.html
2.【新連載】『医学のひよこ』続編がスタート!中学生医学生たちの活躍と成長を描く
〇海堂 尊「医学のつばさ」
政府に囚われ、鎖に繋がれた巨大未確認生物〈いのち〉。中学3年生のカオルたちは大人の謀略から守ろうと奔走する!
※KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では本作の試し読みを10月13日から公開!
3.【短編特集】豪華執筆陣!
〇川越宗一「虹の侍」
新しい時代に馴染めぬまま、移民としてハワイに渡った旗本夫婦を待ち受けていた運命とは?
この秋一番の感動を約束する、著者会心の110枚!
〇重松 清「なすびの牛の背にのって」
亡くなった母を迎えるお盆、今年は新しい「ママ」がいる。ぼくと姉の揺らぐ気持ちは……。
〇古内一絵「逃げる男 ―山亭ミアキス―」
迷い込んだ山奥の宿には、不思議な従業員たちが待っていた。彼らの正体と目的とは!?
〇香月夕花「薔薇なんてどこにも」
音楽療法士を目指す真尋が出会ったのは、音階練習ばかりを繰り返す一人の少女で――。
&『見えない星に耳を澄ませて』刊行記念インタビュー!
4.【刊行記念師弟対談】蝉谷めぐ実『化け者心中』
蝉谷めぐ実×児玉竜一(早稲田大学教授)
&書評 千街昌之 人か鬼か、芸道に執着する男たちの物語
◆おすすめ連載
〇赤川次郎「天使に賭けた命」(最終回)
映画の主演女優の「代役」を頼まれたマリは、ポチと一緒に優雅なホテル暮らしを満喫中。
けれど、破格の待遇の裏には大きな陰謀が……!?
〇中島京子「ムーンライト・イン」(最終回)
「楽しかった。夢みたいな時間だった。でも、こんな時間が、いつまで続くわけがない――」
ムーンライト・インに別れの朝がやってくる。
〇貫井徳郎「悪の芽」(最終回)
無差別大量殺人犯は、なぜ罪を犯したのか。深い絶望の底を見た安達は――。
魂の叫びに心震える、衝撃の最終回!
『小説 野性時代 第204号 2020年11月号』
定価: 880円(本体800円+税)
発売日:2020年10月12日
https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000129/