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初のリモート選考会開催! 〈第40回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞〉選考結果発表!



2020年6月23日(火)、午後4時よりリモートにて第40回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞(主催=株式会社KADOKAWA)の選考会が行われました。応募総数538作品の中から最終選考に残った4作品のうち、選考委員の審査により下記のように決定いたしました。
【公式サイト】https://awards.kadobun.jp/yokomizo/


第40回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞

【大賞】(正賞 金田一耕助像 副賞 賞金500万円)
『火喰鳥』原浩(はら こう)

【読者賞】(正賞、副賞ともになし)
『くじりなきめ』阿泉正宗(あずみ まさむね)
※一般から選ばれたモニター審査員により最も多く支持された作品に与えられます。


選考委員 綾辻行人、有栖川有栖、黒川博行、辻村深月、道尾秀介(敬称略、左より50音順)




今回の選考会は、新型コロナウイルス感染予防対策としてネットを介したテレビ会議にて開催いたしました。40回目を迎える本賞の選考会としては、初めての試みとなります。
選評は2020年8月17日(月)発売の「小説 野性時代」9月号に掲載する予定です。また、受賞作は、株式会社KADOKAWAより2020年11月末に刊行する予定です(大賞は単行本として、読者賞の刊行形態は未定です)。


横溝正史ミステリ&ホラー大賞について

株式会社KADOKAWAの新人文学賞として、ともに四半世紀以上の歴史を持つ「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」。この2つを統合し、ミステリとホラーの2大ジャンルを対象とした新たな新人文学賞として2018年2月に創設しました。(※横溝正史ミステリ大賞の回数を通算し、第39回からといたしました。)
50余年にわたり推理・探偵小説を精力的に執筆し続け、また怪奇・ホラー小説にも親和性が高い横溝正史氏の名を冠し、エンタテインメント性にあふれた、新たなミステリ小説またはホラー小説を募集します。
●対象:広義のミステリ小説、又は、広義のホラー小説。年齢・プロアマは不問。ただし未発表の作品に限る。
●規定: データ原稿は、40字×40行で50枚以上175枚以内。手書き原稿は、400字詰め原稿用紙200枚以上700枚以内。

第40回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞梗概

【大賞】
『火喰鳥』
八月の盆を過ぎた頃、久々に信州の実家に帰省した久喜裕二は、不可解な出来事に遭遇する。久喜家の墓石に祖父・保の名前が刻まれていたのだ。享年は八年前の日付になっていたが、保はいたって健康で暮らしていた。同時期には、久喜家に地元の新聞社から一冊の日記が届けられた。それは太平洋戦争末期に南方戦線で戦死した保の兄、貞市のものだった。現地民によって保管されていたが戦後70年経ち届けられたという。日記には、貞市が絶滅危惧種のヒクイドリに執着する様が綴られていた。その日を境に久喜家に異常現象が頻発する。貞市と共に従軍し戦後復員した藤村が焼死し、保が行方不明になってしまった。そして貞市の日記には、誰も書いた覚えのない文章が出現していた。裕二の義姉の夕里子は、超常現象に造詣のある旧知の北斗総一郎に頼ることにしたが……。

著者略歴:原浩(はら こう)※ペンネーム
1974年7月24日生まれ。45歳。男性。長野県伊那市出身。東京都国分寺市在住。東洋大学経済学部卒業。現在は会社員。

【読者賞】
『くじりなきめ』
倉坂尚人はある日、有川弥生と名乗る女性の訪問を受ける。尚人が高校時代に交際していた芦原小夜子のルームメイトだという。帰省したきり連絡が取れない小夜子を連れ戻すために、一緒に来てほしいと依頼された尚人は、もう一度小夜子と会いたい一心で承諾する。だが、向かった先の稲守村で、小夜子は23年ごとに行われる『ナキメサマの儀式』の巫女に選出されていた。古い習わしにより、儀式中の巫女との接触を禁じられた尚人たちは、小夜子の無事を確認できるまで村に滞在することを決意する。そんな中、村に泊まった最初の夜、二人は神社の境内を徘徊する異様な姿の人影と遭遇する。更に翌日、人間業とは思えぬほど凄惨に破壊された死体を発見し……。

著者略歴:阿泉正宗(あずみ まさむね)※ペンネーム
1984年5月25日生まれ。36歳。男性。北海道札幌市出身、在住。札幌東陵高校卒業。現在は会社員。