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俳壇・歌壇の最高賞!「第53回 蛇笏賞・迢空賞」の贈呈式&祝賀会開催!!

日本の文化振興に寄与するための事業を手掛ける公益財団法人 角川文化振興財団(所在地:東京都千代田区富士見1-12-15 理事長:角川歴彦)は、令和元年6月28日(金)、「第53回蛇笏賞・迢空賞」の贈呈式と祝賀会をホテル メトロポリタン エドモンドにて開催しました。









「第53回 蛇笏賞」:大牧 広(おおまき ひろし)氏
句集『朝の森(あさのもり)』(2018年11月 ふらんす堂刊)

『俳句』6月号(5月25日発売)―蛇笏賞発表。受賞作50句抄を掲載。
http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/haiku/






「第53回 迢空賞」:内藤 明(ないとう あきら)氏  
歌集『薄明の窓(はくめいのまど)』(2018年5月 砂子屋書房刊)

『短歌』6月号(5月25日発売)―迢空賞発表 授賞作50首抄を掲載。
http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/tanka/


 
 この度、昭和42年に設立されて以来、今年53回目を数える俳句・短歌界の最高の業績を讃える大賞、「蛇笏賞」(俳句部門)と「迢空賞」(短歌部門)の贈呈式と祝賀会が、東京・飯田橋の「ホテル メトロポリタン エドモンド」において開催されました。

「蛇笏賞」「迢空賞」とは、日本詩歌の興隆に力をつくされた飯田蛇笏先生、釈迢空(折口信夫)先生の遺徳を敬慕し、世世に語り継ぎ、日本詩歌の振興に一層の努力を期すことを目的に設立された賞です。
http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/kensyou/dakotu/


蛇笏賞 受賞のことば



大牧 広


【略歴】
1931(昭和6)年東京生まれ。1965年「馬醉木」「鶴」に入会。1971年「沖」に入会し能村登四郎に師事。
1972年「沖」新人賞、1983年「沖」賞受賞。1989年「港」創刊主宰。
2005年、『俳句界』特別賞を森澄雄氏と共に受賞。2015年句集『正眼』により第30回詩歌文学館賞、第四回与謝蕪村賞、第3回『俳句四季』特別賞受賞。2016年、第15回山本健吉賞受賞。2018年『俳句・その地平』により、文學の森特別賞受賞。
2019年4月20日逝去。


 三月二十八日、私の第十句集『朝の森』が、第五十三回蛇笏賞に選ばれた。
 蛇笏賞、私は、俳句の道に入ったとき、こうした最高峰があることを知った。知ると同時に、到底人智の叶わぬ「賞」であることと、心の中で三割ほどの「挑戦してみよう」という気持が芽生えたことも知った。
 そんな思いを芽生えた日から、三十年が経っている。
 私が発行した句集の中で、                            (4月1日自筆原稿)

 蛇笏賞の受賞、これは望外の喜びです。夢が現実になるとは思わなかった。
 これに傲ることなく、俳句の道でお役に立てることがあれば、とても有難いことです。
                                       (4月13日ボイスメモ)

 昨年十二月に膵臓癌を宣告され、在宅医療にて過ごしてきましたが、四月になってからは日に日に容態が悪くなり、十日に再入院する頃にはほぼ寝たきりの状態になっていました。浮腫や怠さによりペンを持つ事さえできないまま病院で過ごした十日のあいだ、父は何度か「夢か現か」と呟きました。
 四月十九日午後、父は「俳句の事でなにかやり残したことあった?」と私に問いました。「角川から依頼されている仕事がある」と答えると、「じゃあ言うから、書いて」と言いました。父は次から次へと句を詠みました。その大半は「夢」の句でした。
 父が亡くなったのはその翌日でした。                    小泉瀬衣子(大牧広氏次女)





●表  彰   賞状・記念品ならびに副賞100万円
●選考委員   片山由美子・高野ムツオ・高橋睦郎・長谷川 櫂(敬称略/50音順)


迢空賞 受賞のことば




内藤 明

【略歴】
1954(昭和29)年8月10日、東京都大田区生まれ。早稲田大学第一文学部在学中に「まひる野」に入会。1982年、武川忠一の「音」創刊に参加。歌集に『壺中の空』『海界の雲』『斧と勾玉』(寺山修司短歌賞)『夾竹桃と葱坊主』『虚空の橋』(佐藤佐太郎短歌賞、若山牧水賞)、論集に『うたの生成・歌のゆくえ』など。現在「音」発行人、早稲田大学教授。


 
 思いもかけず受賞の電話をいただき、恐縮し、立ちすくみました。『薄明の窓』は、十年ほど前から八年間の日々のつぶやきをほぼ編年順でまとめた六冊目の歌集です。前歌集『虚空の橋』が短い間の連作を中心としたものであるのに対して、新たな試みがあるわけではありませんが、東日本大震災や身近な人の死が中途にあって、時代の変化を背景に置きながら、自らの生や思いが、時に屈折しながら、やや自然な形で表われているかもしれません。
 短歌を作り始めて四十年以上になりますが、まだよくわかりません。この詩形や日本の文学や文化、また〈私〉や自然や歴史についても思いをめぐらしてきましたが、どれも中途半端に過ごしてきました。しかし、短歌を作ることで、声高に主張はしなくても、形なきものを言葉に刻んで残すことができたのは、うれしいことです。迷うことも多いですが、与えられた環境、ともに短歌を作り考えてきた方々、支えてくれた家族に感謝するばかりです。
 最後に迢空の名を冠した賞にこの集を選んでいただいた選考委員の皆様に、心から御礼申しあげます。



●表  彰   賞状・記念品ならびに副賞100万円
●選考委員   岡野弘彦・佐佐木幸綱・高野公彦・馬場あき子(敬称略/50音順)

「蛇笏賞」「迢空賞」とは
http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/kensyou/dakotu/

角川文化振興財団 公式サイト
http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/


【本件に関するお問合せ先】
公益財団法人 角川文化振興財団
『迢空賞・蛇笏賞』係 太田
TEL:03-5211-5155/FAX:03-5211-5252