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掲載開始日 2025年04月30日

共通テストの古文をどう読む? 関西屈指の進学校・西大和学園“名物教師”提唱の読解メソッドで解説する『大学入試 辻孝宗の ロジカル古文読解』2025年5月2日(金)発売

共通テストから個別試験の記述対策まで、この1冊で完璧!



株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、2025年5月2日(金)に『大学入試 辻孝宗の ロジカル古文読解』を発売いたします。





「なんとなく読む古文」は、通用しない

読解力と論理力が問われる現代の大学入試において、古文の読み方を“再定義”する決定版

大学入試制度が大きく変化する中、特に古文の出題傾向は、“文法暗記”だけでは太刀打ちできない“思考型読解”重視の設問へと大きく舵を切っています。

共通テストでは、文法を文法として問う単体知識問題が姿を消し、文章全体の構造理解や登場人物の心情把握をするうえで文法の知識を生かす設問がより主流になりました。

しかし、多くの受験生はいまだに「文法と単語を覚えればある程度読めるはず」という考えで旧来型の学習にとどまっており、最新の出題に対応しきれていないのが実情です。



「読み方」のロジックがわかれば、古文は“読める科目”になる

教育現場で注目を集める授業が、そのまま書籍に

本書の著者・辻孝宗氏は、関西の名門私立西大和学園中学校・高等学校で多くの生徒を難関大学合格へ導いてきた古文指導のエキスパート。

古文を構造的に読むスタイルで、「古文がわかるようになった」と絶大な支持を得ています。



本書ではその授業を再現し、以下のような視点で古文の読解力が段階的に身につくように構成しました。

・“全体の流れ”から“細部”を読む――センター試験型から共通テスト型への思考の転換

・登場人物の把握と行動の確認――主体・客体を素早く確実に特定する

・文法は「武器」であって「目的」ではない――読み解くために文法をどう使うか

・和歌や記述問題で差がつく“心情の読解”――東大・京大の記述対策にも対応

・演習問題や実戦的な解答例も収録――「解き方の思考プロセス」が手に取るようにわかる





章構成は以下の通りです。

【第1章 概論】

古文の入試問題で高得点をとるために必要な考え方を学びます。問題を解くときにどのようなことを考えれば良いかについて、共通テスト型の問題と、記述型の問題を通して説明します。





【第2・3・4章 テクニック編】

第1章で示した考え方で解いていくにあたり、必要なテクニックを読解面・文法面それぞれで説明します。第1章で使っているテクニックの個別解説と練習です。





【第5章 実践演習】

第1章の考え方と、第2~4章のテクニックを使い、問題演習を行います。解説を読み、解く前の準備と解き方の型を習得しましょう。



本書を通して、“読む力”が伸びる手応えと、古文の新しい面白さにぜひ出合ってください。





\辻孝宗先生からの一言コメント/

古文を読むことは、「昔の人の心の動き」を追体験すること。

論理的に読めるようになれば、そこに込められた優しさや感情が見えてきます。

入試のためだけでなく、人生にとっても意味のある読解力を、ぜひこの一冊で養ってほしいと思います。



書誌詳細

『大学入試 辻孝宗の ロジカル古文読解』

著者:辻 孝宗

発売日:2025年5月2日(金)

定価:2,090円(本体1,900円+税)

判型:A5判

ページ数:312ページ

ISBN:978-4-04-606827-9

発行:株式会社KADOKAWA

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著者プロフィール

辻 孝宗(つじ たかむね)

西大和学園中学校・高等学校教諭。

1975年生まれ。岐阜県出身。西大和学園では、東大古文講座を10年以上持ち続け、生徒の東京大学進学をバックアップしている。100人規模で実施されるその授業は、あまりの人気から立ち見の生徒が続出するほど。楽しいだけでなく、最小限の努力でつねに学年をトップレベルへと導く授業は、生徒だけでなく教員からも大きな支持を得ている。毎年、新しいスタイルで授業が展開されることから、久しぶりに見にきた卒業生が「自分たちが受けた授業とまったく違う!」と、驚きの声をよく上げるという。最近では、学外からの要望を受け、「古文の面白さ」を伝える一般向けの講演も行っている。

主な著書に、『一度読んだら絶対に忘れない 国語の教科書』『一度読んだら絶対に忘れない 文章術の教科書』(以上、SBクリエイティブ)がある。