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歌舞伎と舞踏の世界を舞台に究極の愛を描くラブストーリー

●人気歌舞伎役者･中村福助が天才女形役で映画初主演
●牧瀬里穂、真矢みき、須賀貴匡らが共演！
●京都南座と高野山で「娘道成寺」の舞が幻想的映像で展開
●監督は日本画の巨匠･高山辰雄の娘、高山由紀子
●DVD特典は雨の道成寺での中村福助「京鹿子娘道成寺」奉納舞

★第28回モントリオール国際映画祭正式出品作品　★第16回東京国際女性映画祭オクロージング作品　★第6回仏ドーヴィル・アジア映画祭招待作品　★第7回上海国際映画祭コンペティション部門出品作品　★あいち国際映画祭2004正式出品

■「娘道成寺」とは…歌舞伎舞踏の代表作のひとつ。能の「道成寺」を元に初代中村富十郎が振付け、宝歴３年(1753年）に初演された。清姫は、僧侶の安珍への恋心を募らせて銀鱗の蛇となり、安珍の隠れた鐘に巻きついて鐘ごと我が身を焼き尽くしてしまう。清姫の役は、本作で天才女形の村上富太郎を演じる中村福助のはまり役で、襲名披露など４度公演。

遥香と詩織は、ともに舞踏の道に邁進する双児姉妹。遥香はモダンダンス、詩織は日本舞踏の世界で有望視されていたが、詩織は「娘道成寺」の舞台衣装を身に着けて、突然の投身自殺を遂げる。遥香は詩織の自殺の理由を探るため、彼女が弟子入りしていた当代随一の女形、村上富太郎に接近して詩織と同じ「娘道成寺」の指導を受け、次第に彼に惹かれていく。一方で、踊りのためには女を捨てろという富太郎、歌舞伎から大衆演劇へと転身した花丸、富太郎を敬愛する彼の弟子、秀次との出会いの中で、遥香は踊りとは何かを悩む。