映画館へは、麻布十番から都電に乗って。

映画館へは、麻布十番から都電に乗って。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年11月24日
判型:
四六判
ページ数:
416
ISBN:
9784048850803

映画館へは、麻布十番から都電に乗って。

  • 著者 高井 英幸
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年11月24日
判型:
四六判
ページ数:
416
ISBN:
9784048850803

あふれる愛を映画に捧ぐ。

1950年代映画の魅力にめざめた少年は、大人になり、いつしか日本の映画界を動かしていく……映画館勤務から始まり社長までつとめた、映画をこよなく愛するひとりの男と、すばらしい数々の映画の物語。 1950年代映画の魅力にめざめた少年は、大人になり、いつしか日本の映画界を動かしていく……映画館勤務から始まり社長までつとめた、映画をこよなく愛するひとりの男と、すばらしい数々の映画の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「映画館へは、麻布十番から都電に乗って。」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • テレビやビデオ、DVDなどで観るのと、その時代の空気とともに観た映画では、やっぱり受ける印象も違うのでしょうが、映画黄金期を体験した筆者がとてもうらやましくなりました。名作のタイトルがページにあふれて テレビやビデオ、DVDなどで観るのと、その時代の空気とともに観た映画では、やっぱり受ける印象も違うのでしょうが、映画黄金期を体験した筆者がとてもうらやましくなりました。名作のタイトルがページにあふれてくるだけで、読んでいて嬉しくも有り、またまた映画が観たくなってしまいました。映画館の何でも係から、興業の仕事、そして社長職と、数奇な運命をたどった筆者の、まるで映画「ニュー・シネマパラダイス」のトト少年のような、その、根底にある「映画への愛」を感じさせられた一冊でした。 …続きを読む
    シブ吉
    2012年12月30日
    25人がナイス!しています
  • 東宝の相談役である筆者の映画への愛がよくわかる本だった。面接の志望動機を問われた時に「映画を通じてこの世の森羅万象の一端に触れたのでぐれずに済んだ。出来れば映画界に少し尽くしたい」と言ったそうだ。まさ 東宝の相談役である筆者の映画への愛がよくわかる本だった。面接の志望動機を問われた時に「映画を通じてこの世の森羅万象の一端に触れたのでぐれずに済んだ。出来れば映画界に少し尽くしたい」と言ったそうだ。まさに映画漬けの半生だった。映画製作の現場話も興味があったし、知っている映画も見たくなる映画も数多くあった。吉永小百合さんを助手席に乗せて撮影所まで送り迎えするシーンなど想像するだけで楽しかった。欲を言えば筆者の成長や出世の話と映画の話を別にしてもらうと大変読みやすかった。 …続きを読む
    kiyoboo
    2013年01月27日
    9人がナイス!しています
  • 東宝に入社し、代表取締役社長まで務めた著者の映画人生を綴った連載を纏めた回顧録。中学生から大学生までの間に観た話、東宝に入社して劇場を運営する側に回ってからの話、そして劇場を離れて製作側に回ってからの 東宝に入社し、代表取締役社長まで務めた著者の映画人生を綴った連載を纏めた回顧録。中学生から大学生までの間に観た話、東宝に入社して劇場を運営する側に回ってからの話、そして劇場を離れて製作側に回ってからの話という、個人的な当時の状況と共に想い出の映画や劇場について語られている。映像技術についての話までしてくれるので勉強になる。これからの話として映画をどう保存していくかということろまで視野に入れて書かれているところに過去のノスタルジーで終わらない素晴らしさがある。 …続きを読む
    2011年10月10日
    2人がナイス!しています

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