管仲(下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年04月01日
判型:
四六判
ページ数:
336
ISBN:
9784048734486

管仲(下)

  • 著者 宮城谷 昌光
  • 装丁 菊地 信義
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年04月01日
判型:
四六判
ページ数:
336
ISBN:
9784048734486

管仲、覇者の時代を啓く嚆矢を放つ!

斉の公子の家宰となった管仲と鮑叔。ようやく訪れた平穏の日々も長くは続かず、朋友の仲である二人も戦乱の渦に巻き込まれ、袂を分かつことになる。はたして彼らにはどのような運命が待ちうけているのか……。 斉の公子の家宰となった管仲と鮑叔。ようやく訪れた平穏の日々も長くは続かず、朋友の仲である二人も戦乱の渦に巻き込まれ、袂を分かつことになる。はたして彼らにはどのような運命が待ちうけているのか……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「管仲(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • いよいよ管仲が表舞台に・・・とはなかなかいかないのが歴史の面白いところ。「管仲」とはタイトルづけてありますが、実際にはその取り巻く人々を描く時代物語になっています。今から2000年以上昔のことだが、国 いよいよ管仲が表舞台に・・・とはなかなかいかないのが歴史の面白いところ。「管仲」とはタイトルづけてありますが、実際にはその取り巻く人々を描く時代物語になっています。今から2000年以上昔のことだが、国の興亡を見ていると今も昔も為政者によるところは本当に変わらないのだなと思う。管仲自体の活躍はそれほど表立っては書かれていませんがそれこそが政治をきちんと行っていたということになりそうです。管仲の派手な活躍を期待すると肩透かしを食らいますが懸命に生きるということは色々あるなと思わせてくれる1冊です …続きを読む
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  • 「許す」の一言が言えなかった君主は暴走する。彼に父親を殺され、母親を奪われてもなお国のために、恨みを押し込め「許し」た魯の荘公。そして桓公は事もあろうに自分を射殺そうとした管仲を、国のために「許す」。 「許す」の一言が言えなかった君主は暴走する。彼に父親を殺され、母親を奪われてもなお国のために、恨みを押し込め「許し」た魯の荘公。そして桓公は事もあろうに自分を射殺そうとした管仲を、国のために「許す」。管仲もまた、自らを窮地に陥れた男を自分の部下にし、「許す」側の人となる。復讐と許し。いずれを選んでも、厳しい道が待っている事が、 読み取れる。けれど、私が望んだように、管仲が私情を優先していたら、 被る被害は、甚大だったろう。かわいげのなさには、理由があった。 その先には、目指すべき理想の君主像があった。 …続きを読む
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