掲載開始日 2022年10月27日
「バチカンと日本 100年プロジェクト」第3回公開シンポジウム(東京会場)を11/12に開催!バチカンに眠る日本の記憶2022 ー歴史、美術、音楽ー
日本の文化振興に寄与するための事業を手掛ける公益財団法人 角川文化振興財団(理事長:川上量生)は、朝日新聞社、上智大学との共催で、ヴェールに包まれていたバチカンと日本の450年を紐解く「バチカンと日本 100年プロジェクト(http://vj100.jp/)」の第3回公開シンポジウム「バチカンに眠る日本の記憶2022―歴史、美術、音楽―」を、2022年11月12日(土)上智大学にて開催いたします。
尚、本シンポジウムは、バチカンと日本の国交樹立80周年の記念イベントとして実施いたします。
尚、本シンポジウムは、バチカンと日本の国交樹立80周年の記念イベントとして実施いたします。
日本信徒の教皇パウロ5世宛 「奉答書」 の調査研究が「新発見史料」によって新たなステージへ!
バチカン図書館やバチカン文書館には、潜伏キリシタン時代の日本に関する報告史料や、20世紀前半のローマ教皇庁と日本政府の外交関係史料など、さまざまな史料が存在すると言われてきましたが、多くは未解明のままです。 元文化庁長官で多摩美術大学理事長の青柳正規氏を代表とする、総勢10名を超える研究チームには、教皇庁文化評議会(Pontificium Consilium de Cultura)の後援のもと、これまで日本の研究者には許可されていなかった資料が特別に開示され、新たな発見に結実しはじめています。研究分野は多岐にわたり、日本には記録が残っていない、歴史的な資料の発見や、昭和天皇とバチカン政府との関係を示す文書の発掘など、大きな成果を導いてきております。
第3回目を数える今回の公開シンポジウム(東京会場)では、昨年11月の東京会場、今年4月の長崎会場にて 報告されてきた川村信三教授(上智大学)による日本信徒の教皇パウロ5世宛「奉答書」の調査研究が、「新発見史料」によって新たな知見が加えられるなど、次のステージへの大きな展開となる発表が期待されています。
日時:2022年11月12日(土)10:00 ~16:40(終了予定)【9:30開場】
会場:上智大学10号館(講堂) https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html
入場料:3,000円(税込) 定員:先着400名様 ※当日のお席は、一部を除き、自由席となっております。
お申し込み:下記サイトよりお申込みください。
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=41126
お申し込み締め切り 11月11日(金)23:59
サイトでのお申込みが出来ない方は下記事務局までご連絡下さい。現金書留にて対応いたします。
電話番号 03-5565-3565(平日10時~17時/土日祝除く)
公開シンポジウム2022 プログラム概要
●プログラム 第1部 バチカンプロジェクトのいま
講演.1 日本信徒の教皇パウロ5世宛「奉答書」 新発見史料を読み解く 新出史料「フィレンツェ発見文書」と既知のバチカン文書「奉答書」群の関係性の考察・・・川村信三 (上智大学教授)
講演.2 バチカン・日本の国交樹立80周年の歴史的意義・・・松本佐保(日本大学教授)
講演.3 時代と社会をこえる「かたち」 カラヴァッジョ《キリストの埋葬》を中心として・・・渡辺晋輔(国立西洋美術館学芸課長)
●スペシャル プログラム 濱田芳通&アントネッロ コンサート https://www.anthonello.com/
曲目:大いなる秘蹟ゆえ~ 天主のサントスは来たりて Tantum ergo~Subvenite Sancti De(i Manuale ad Sacramenta)
花の舞(ファブリツィオ・カローゾ) Ballo del fiore( Fabritio Caroso)
おお、栄えある聖母マリアよ(グレゴリオ聖歌)~ ぐるりよざ(オラショ) O Gloriosa Domina ほか
・・・濱田芳通 Hamada Yoshimichi アントネッロ主宰 指揮/リコーダー/コルネット 古楽アンサンブル〈アントネッロ〉Anthonello
●プログラム 第2部 プロジェクトの成果と展望
バチカン図書館、 文書館の歴史と日本関連文書・・・原田亜希子 (帝京大学講師)
バチカン・ 欧州文書館に眠る 「日本の夢」・・・阿久根晋(日本学術振興会特別研究員PD、奈良大学非常勤講師)
1620年代の 「日本の葡萄畑」を めぐる折衝・・・木崎孝嘉(東京大学 ・関東学院大学ほか非常勤講師)
バチカン図書館所蔵 日本史料がたどった300年 -フランシスコ会と近世初期 東北キリシタンの面影・・・シルヴィオ・ヴィータ(京都外国語大学教授、イタリア東方学研究所研究企画代表)
鎖されゆく「日本の扉」とイエズス会日本管区代表司祭・・・阿久根晋、木崎孝嘉
●プログラム 第3部 ディスカッション(質疑応答)
●司会:川村信三(上智大学教授) ●ディスカッサント/清水有子(明治大学准教授)
原田亜希子(帝京大学講師)/阿久根晋(日本学術振興会特別研究員PD、奈良大学非常勤講師) 木崎孝嘉(東京大学 ・関東学院大学ほか非常勤講師)/松本佐保(日本大学教授)/シルヴィオ・ヴィータ (京都外国語大学教授、イタリア東方学研究所研究企画代表)
※シンポジウムの内容は変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
詳しくはプロジェクトサイトにて https://vj100.jp/event/
【新型コロナウイルス感染症対策として、下記対策にご協力をお願いいたします】
●会場ではマスクご着用の上、受付での検温/アルコール消毒にご協力ください。
●手洗い、うがいの励行をお願いいたします。
●発熱、せきなどの症状がある場合は、必ずご来場の前に医療機関にご相談頂き、指示に従って指定の医療機関にて受診してください。
主催:角川文化振興財団 共催:朝日新聞/上智大学
協賛:NTTデータ/凸版印刷/みずほ銀行/KADOKAWA
後援:外務省、駐日ローマ教皇庁大使館、駐日イタリア大使館
教皇庁文化評議会、カトリック中央協議会、イタリア文化会館、イタリア東方学研究所
長崎県、長崎市、大村市、五島市
助成:文化庁/独立行政法人日本芸術文化振興会
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