波打ち際の蛍

波打ち際の蛍

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年07月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784048738736

波打ち際の蛍

  • 著者 島本 理生
  • イラスト 日端 奈奈子
  • 装丁 坂本 志保
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年07月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784048738736

こんなにも痛い。こんなにも、愛しい。

川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆくが…どこまでも不器用で痛く、眼が眩むほどスイートな恋愛小説!! 川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆくが…どこまでも不器用で痛く、眼が眩むほどスイートな恋愛小説!!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「波打ち際の蛍」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ピュアな恋愛なのは間違いありませんが、かなり奥が深い作品です。過去に熾烈なDVで苦しめられ、ココロに深いキズを負った女性が、同じように少しココロに影がある男性と出会い、色々と悩みながらも少しづつ距離を ピュアな恋愛なのは間違いありませんが、かなり奥が深い作品です。過去に熾烈なDVで苦しめられ、ココロに深いキズを負った女性が、同じように少しココロに影がある男性と出会い、色々と悩みながらも少しづつ距離を縮め、惹かれあっていく物語です。決して偏見とかではありませんが、主人公「麻由」のような境遇の方は本当に大変なんだろうなぁと。そんな彼女が唯一自然と接するコトができる従兄弟の「さとる」君は本当に素晴らしいキャラでした。オトコたるもの、こういう風に振る舞い、生きていけたらさぞかし「ナイスガイ」なんだろうなぁと。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2016年09月08日
    213人がナイス!しています
  • 麻由はかつての恋人の暴力で引きこもり状態になっています。カウンセリングの相談所で会った蛍に声をかけられ付き合うようになりますが、体が距離反応を起こし距離を縮めることが出来ません。蛍がもう少しプラトニッ 麻由はかつての恋人の暴力で引きこもり状態になっています。カウンセリングの相談所で会った蛍に声をかけられ付き合うようになりますが、体が距離反応を起こし距離を縮めることが出来ません。蛍がもう少しプラトニックなタイプだったらいいのに…。何気に手が早い気がします…。確かにお互いに精神的に苦しい部分があると理解し合えますが、大きな問題にぶつかると脆いかもしれないと思います。ハラハラしながら読んでいましたが、恋愛の初期の頃のドキドキとそこから派生する苦しみを感じました。読友さんにお勧め頂きましたが読めて良かったです。 …続きを読む
    mariya926
    2019年06月14日
    125人がナイス!しています
  • ヒリヒリした。人は弱い、でも人と出逢い関わるなかで自分を知ることができる。「誰にも知られたくなかったし、相談できなかったのも事実で、だけど本当はずっと、誰にも理解されない可哀想な自分でいたかったんだと ヒリヒリした。人は弱い、でも人と出逢い関わるなかで自分を知ることができる。「誰にも知られたくなかったし、相談できなかったのも事実で、だけど本当はずっと、誰にも理解されない可哀想な自分でいたかったんだと、思う」そんな風に言えたなら、言えたんだから、歩んでいけるね。誰もが何らかの痛みを抱えて生きている。 …続きを読む
    おくちゃん🌸柳緑花紅
    2015年12月23日
    103人がナイス!しています

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