リリイ・シュシュのすべて

リリイ・シュシュのすべて

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年09月05日
判型:
A5変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
396
ISBN:
9784048733311

リリイ・シュシュのすべて

  • 著者 岩井 俊二
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年09月05日
判型:
A5変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
396
ISBN:
9784048733311

十四歳の、リアル。

映像作家・岩井俊二がインターネット上でBBSを利用し、インタラクティブなスタイルで初日動員3万件に記録して発表した、映画「リリイ・シュシュのすべて」の核となる小説。映画公開は9月下旬。 映像作家・岩井俊二がインターネット上でBBSを利用し、インタラクティブなスタイルで初日動員3万件に記録して発表した、映画「リリイ・シュシュのすべて」の核となる小説。映画公開は9月下旬。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「リリイ・シュシュのすべて」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 掲示板のスタイルでやり取りされる掛け合いが、リアルで痛く哀しい。映画を見てから読んだのですが、また違う印象を受けました。前半の、個人を攻撃したり、恋愛沙汰になったりのところを読み、ネットでの付き合いと 掲示板のスタイルでやり取りされる掛け合いが、リアルで痛く哀しい。映画を見てから読んだのですが、また違う印象を受けました。前半の、個人を攻撃したり、恋愛沙汰になったりのところを読み、ネットでの付き合いというものを深く考えたくなる。そして顔が見えないのに傷つけ合う仮想の世界と、顔が見え直接会ってるのに傷つけ合う人間の醜さ。そして中学生という心の不安定さ。映画で見た世界観は美しかったけど、人間の醜さと怖さ。それを文字にして叩き付けられた。リリィだけが、救い。届かない祈り。読んだ後に傷だけが残る、そんな小説。 …続きを読む
    不純
    2011年04月22日
    5人がナイス!しています
  • 掲示板形式で物語が進むという展開は今まで読んだことがなかったので新鮮でした。題名としては「リリィ・シュシュのすべて」というより「リリィ・シュシュがすべて」と言った感じがしないでもない。前半部分は掲示板 掲示板形式で物語が進むという展開は今まで読んだことがなかったので新鮮でした。題名としては「リリィ・シュシュのすべて」というより「リリィ・シュシュがすべて」と言った感じがしないでもない。前半部分は掲示板らしくいろんな人達が無秩序にコメントしていく感じがらしいなと思えたんだけど、後半部分は犯人の独白だけで、掲示板形式の意味ってないんじゃないかと思えた。まあ、独白が2ヶ月近く続けられたっていうのがリアルではあったけど。それにしても、どこまで言っても救いのない話で読んでて辛かったです …続きを読む
    ゲシャン
    2014年04月02日
    4人がナイス!しています
  • もっと若いときに読みたかったなー。殺された星野=青猫で、サティ(蓮見)が犯人で同級生だったとは…すごい構成でした。最初は仲が良かった星野が何かに憑りつかれた様に狂っていって、久野を暴行して自殺までさせて もっと若いときに読みたかったなー。殺された星野=青猫で、サティ(蓮見)が犯人で同級生だったとは…すごい構成でした。最初は仲が良かった星野が何かに憑りつかれた様に狂っていって、久野を暴行して自殺までさせて、ここまで残酷になれるものか、とぞっとした。 …続きを読む
    あずさ
    2016年01月08日
    2人がナイス!しています

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