犯罪小説集 愛蔵版

犯罪小説集 愛蔵版

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年10月15日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
336
ISBN:
9784041047347

犯罪小説集 愛蔵版

  • 著者 吉田 修一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年10月15日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
336
ISBN:
9784041047347

著者最高傑作、豪華函入り愛蔵版

人はなぜ、罪を犯すのか? 愛と欲。夢と挫折。堕ちていく男と女。犯罪によって炙り出される人間の真実。凄絶で哀しい5つの物語。著者の新たな代表作、函入り愛蔵版。 人はなぜ、罪を犯すのか? 愛と欲。夢と挫折。堕ちていく男と女。犯罪によって炙り出される人間の真実。凄絶で哀しい5つの物語。著者の新たな代表作、函入り愛蔵版。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「犯罪小説集 愛蔵版」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 短編5つ。ムラが舞台の2つは、すみずみまでに漂う何かにゾッとする。。決して悪くはない、むしろいい人の中で行われる村八分。敢えて理由をつけてだったり、無意識に関わらないものだったり。その壊れっぷりが導く結 短編5つ。ムラが舞台の2つは、すみずみまでに漂う何かにゾッとする。。決して悪くはない、むしろいい人の中で行われる村八分。敢えて理由をつけてだったり、無意識に関わらないものだったり。その壊れっぷりが導く結末は、ムラとして責任のあるものなのかもしれない。大物が発狂したかの如くに陥るところも、破壊され方が大きいほど、静かな恐怖につつまれた、共通するのは閉塞感だろうか。なんと言っても1つ目が秀逸。 …続きを読む
    ケイ
    2020年07月21日
    128人がナイス!しています
  • 犯罪に纏わる短編集。様々な人間模様がここにある。 犯罪に纏わる短編集。様々な人間模様がここにある。
    紫 綺
    2019年11月24日
    65人がナイス!しています
  • 実際の事件を背景にしていたとは気づかなかった。どれも小説としてよくできていたと思う。なぜ犯罪に至ったか、これは犯人にしか結局は分からない。そこに肉迫し、なんとか心情に追いつこうとすると、この小説集のよ 実際の事件を背景にしていたとは気づかなかった。どれも小説としてよくできていたと思う。なぜ犯罪に至ったか、これは犯人にしか結局は分からない。そこに肉迫し、なんとか心情に追いつこうとすると、この小説集のような結末になるのかも。一番悲しかったのは1話目「青田Y字路」。青年はさ、母親以外優しくされることなくて、それでふっと触れてきた女の子に惹かれてしまったんだろうな。やってしまったことは犯罪だったとしてもきっかけは純粋な気持ちだったんだろうって少し思う。同情は厳禁なんだろうけれど。田舎村八分はこれはもう、無情。 …続きを読む
    shizuka
    2018年04月04日
    56人がナイス!しています

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著者紹介

吉田 修一(よしだ・しゅういち)

1968年長崎市生まれ。97年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し作家デビュー。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、同年『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。07年『悪人』で第61回毎日出版文化賞と、第34回大佛次郎賞。10年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞。著書に『女たちは二度遊ぶ』『怒り』『森は知っている』『橋を渡る』など多数。

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