花精の舞

花精の舞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年12月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784041046340

花精の舞

  • 著者 波多野 聖
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年12月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784041046340

全世代の女性必読! 美と愛に一生を賭けた女の、華麗なる大河小説!

能楽家の娘として生まれた綾は、女ながら能楽師になりたいと志す。東京からロンドン、そしてパリへ──。美を追い求め、舞を追い求めて、明治・大正・昭和の時代を生き抜いた女性の、華麗なる大河小説! 能楽家の娘として生まれた綾は、女ながら能楽師になりたいと志す。東京からロンドン、そしてパリへ──。美を追い求め、舞を追い求めて、明治・大正・昭和の時代を生き抜いた女性の、華麗なる大河小説!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「花精の舞」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「美と不寛容」を命題とし能楽師の家に生まれた女の一生を描く。まず、作者がこのような小説を書いたことに驚いたが、するすると読む。思えば、金という魔物と対峙して来た作者の眼は正鵠を射ることを常とし、「美と 「美と不寛容」を命題とし能楽師の家に生まれた女の一生を描く。まず、作者がこのような小説を書いたことに驚いたが、するすると読む。思えば、金という魔物と対峙して来た作者の眼は正鵠を射ることを常とし、「美と不寛容」が相容れないことを早くから見抜いていたのだろう。究極の美である黄金律は端正かつシンプルだが、カオスに在る美も宇宙の法則のなかに在る。美は自由であり無限、つまり寛容なるところにその本質がある。不寛容の最たる場所に身を置いてきた作者が、この時代に「美と不寛容」を易しく物語に載せた。 …続きを読む
    jam
    2018年03月02日
    88人がナイス!しています
  • 30代の頃「芸術美報」創刊号で「真の美しさを纏った女性たち」というテーマの記事を書く事になり、取材を拒み続けている比丘尼(綾)に会う事を許された佳鶴子が、定年を迎え、比丘尼と共に過ごした時間の中で聞いた 30代の頃「芸術美報」創刊号で「真の美しさを纏った女性たち」というテーマの記事を書く事になり、取材を拒み続けている比丘尼(綾)に会う事を許された佳鶴子が、定年を迎え、比丘尼と共に過ごした時間の中で聞いた綾の生い立ちから今に至るまでの話を回想していく。能楽師の家に生まれた綾の生き様の中で性を超えた愛、粋である事、美の追求...時代背景は新しくないものの、語られる言葉から昇華された意識の清らかさを感じる。綾と夫であった伊織、高見友則、侯爵夫人浪子...。⇒ …続きを読む
    マリリン
    2018年10月15日
    23人がナイス!しています
  • 「美」を優雅に描いた小説。ライトで読みやすいけど、骨太な力強さをほのかに感じた。女性の生き方もいろいろあるからね。綾のように「心は自由」に、いつまでも美しい時代に、美しく生きたいものだなぁ。初読み波多 「美」を優雅に描いた小説。ライトで読みやすいけど、骨太な力強さをほのかに感じた。女性の生き方もいろいろあるからね。綾のように「心は自由」に、いつまでも美しい時代に、美しく生きたいものだなぁ。初読み波多野さん、これから注目したい作家さんになりました。 …続きを読む
    ひなきち
    2018年02月11日
    23人がナイス!しています

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