ハリネズミ乙女、はじめての恋

運命の相方、ハリネズミのハリ君には、隠された秘密があった――。

  • 著者 令丈 ヒロ子
  • 定価  円(本体円+税)
  • 発売日:2016年12月23日

運命の相方、ハリネズミのハリ君には、隠された秘密があった――。

嶋本好花(シマモトコノカ)19才。コノカが大阪にうまく適応できなかった原因は、おばあちゃんの代から続く芸人一家だということ。
関西中の人に、嶋本一家は知られており、そのため「なんかおもろいこと、やってみてや」攻撃にあうことしょっちゅう。その上5つ上のお兄ちゃんが人気漫才師になったことでさらに面倒に。
すっかり誰も寄せ付けない精神的引きこもり高校生になったコノカの夢は、東京に出て、だれも自分と自分の家族のことを知らない中での生活……「匿名生活」をおくることだった。
ドジでお世間知らずのコノカは、居酒屋のバイトもクビ。生活に困っているというのに、ふわふわと夢見ている乙女気質は直らない。
そんな中、通りかかったペットショップで1匹の白いハリネズミに心惹かれる。なぜか、そのハリネズミ……ハリくんの言葉がわかる! しかも大阪弁! 
優しくてピュアなハリくんとは、親友になった。そのペットショップで働き、毎日ハリくんとおしゃべりできる、不思議に充実したハッピーライフだったが……。
ハリくんとの会話を客に目撃され、ツイッターに動画をあげられ、「ハリ乙女」というあだ名が付き、一躍、時の人に。
勢いでハリくんと腹話術師としてデビューすることに! 最初はとまどっていたが、やってみると、芸人一家のDNAが開花。
大好きなハリくんといつも一緒にいられる、大勢の人に喜んでもらえる。いつのまにか暗い女の子でなくなり「かわいいものにかこまれたキラキラした生活をする」という夢もかなった。
満ちたりた生活の中でハリくんとの関係はまるで恋人のように。
しかしハリくんに異変が。病気? 超常現象? ハリ乙女の人気をねたんだだれかの嫌がらせ? 
だがしかし、それはコノカが幼少時代に大切にしていたある絵本と深く関係していた――。
過去の暗い自分から続いている覚めない夢……。
シャイで不器用、傷つくことが怖くてたまらない女の子が、やがて生きることの温かさを知る、涙なしには読めない恋と友情の物語。

登場人物

嶋本好花 シマモトコノカ 

19歳。祖母の代から続く芸人一家に生まれる。大阪と家族から逃げるように上京。通りかかったペットショップで、白いハリネズミと運命の出会いを果たしたのだが――。

ハリくん

ペットショップで売られていた白いハリネズミ。どういうわけか”コテコテの大阪弁”をしゃべる。上方の漫才にめちゃ詳しい。

おすすめコメント

笑いあり涙あり……一筋縄でいかないところがとてもいい。人肌の温もり満点でラストは身体の奥底からじんわりと。しばしぼんやり「いい話だなぁ・・・」と噛み締めました。
白ハリくんを抱きしめて暖かい秋冬を過ごせそう!
――三省堂書店 営業企画室 内田剛氏


読んでみてものすごく、ものすっごく、ものすごーーーーーっく、面白かったです!!!令丈先生の、屈託がなく、明るくたくましい、清々しい世界がよりパワーアップしています。だから、主人公の気持ちに寄り添い、応援したくなります。まっすぐで、きれいで、嫌な感情を包み込む大空のような強さを、今は大人のほうが求めているような気がします。今まで、令丈先生のほとんどを読んでいる「レイジョリアン」(私ですが、この作品が一番好きです。
――MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 森口泉氏


児童文学作家として長く第一線でご活躍されている令丈ヒロ子先生らしく、可愛らしく、それでいてドラマチックで最後には、うるっとくるとてもやさしいお話でした。コノカと同世代より少し上の20代の女性が読めば、きっと時折、赤面しながらもコノカを応援してくれること間違いなし!家族のわずらわしさや自分の存在意義のなさに、外に向かうべき気持ちのベクトルが内側に向いて、その内側で収まりきらない部分がある方は必読です!
――大垣書店 商品部 森田彩美

プロモーションムービー

著者より読者のみなさまへ

人気者”あずきくん”が本の宣伝に挑戦!?

著者紹介

写真:令丈ヒロコ(れいじょう・ひろこ)

令丈ヒロコ(れいじょう・ひろこ)

大阪府出身、児童文学作家。1990年『ぼよよんのみ』でデビュー。主な作品に300万部の大ヒット作となった『若おかみは小学生!』全20巻(講談社青い鳥文庫)、『メニメニハート』(講談社青い鳥文庫)、『パンプキン!模擬原爆の夏』(講談社)、『なぎさくん、女子になる』(ポプラポケット文庫)など、著書多数。母校の後身校である京都嵯峨芸術大学客員教授、成安造形大学客員教授。

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