エスカルゴ兄弟

最上級の笑いと感動でおもてなし!温かく心を満たすお料理&青春成長小説!

  • 著者 津原 泰水
  • 定価  円(本体円+税)
  • 発売日:2016年08月05日

最上級の笑いと感動でおもてなし!温かく心を満たすお料理&青春成長小説!

〈問題の多い料理店、本日開店いたします!〉

唯我独尊の変人カメラマンと、巻き込まれ体質の元編集者、男二人の無謀な挑戦の行方は!?
笑いと感動で心を満たす、最高の料理&成長小説!!

出版社勤務の柳楽尚登(27)は、社命で足を運んだ吉祥寺の家族経営の立ち飲み屋が、自分の新しい職場だと知り愕然とする。料理上手で調理師免許も持っているし、という理由で料理人として斡旋されたのだ。しかも長男で“ぐるぐる”モチーフを偏愛する写真家・雨野秋彦(28)は、店の無謀なリニューアルを推し進め、前代未聞のエスカルゴ料理店〈スパイラル〉を立ち上げようとしていた。
彼の妹・梓の「上手く行くわけないじゃん」という嘲笑、看板娘・剛さんの「来ないで」という請願、そして三重の養殖場で味わう“本物のエスカルゴ”……。嵐のような出来事の連続に、律儀な尚登の思考はぐるぐるの螺旋形を描く。
心の支えは伊勢で出逢った、フランス女優ソフィー・マルソー似のうどん屋の娘・桜だが、尚登の実家は“宿敵”、讃岐のうどん屋で――。

「いざという時は必ず訪れる。その時には踊れ」
真剣すぎて滑稽で、心配でつい目が離せない。凸凹義兄弟、ちっぽけで壮大な“食”の軌跡。
一気読み間違いなしの、痛快エンタメ作!!

★太鼓判!
津原泰水の料理を描く筆致は3D。味を伝える技巧は活字世界の美味しんぼなのである。
――豊崎由美氏(書評家)/「本の旅人」2016年8月号より

帯イラスト/松苗あけみ

もくじ

プロローグ


1 フレンチトーストの夜
2 モツ煮込みの匂い
3 シビレに痺れ
4 冷蔵庫の名はグレー
5 油雑巾とは
6 ヘリックス・ポマティア
7 伊勢うどんに転ぶ


1 エスコフィエのレシピ
2 八角とキツネ
3 おつまみ三種盛り
4 なにかグラタンのような
5 エスカルゴうどん
6 ウドネスカルゴへ
7 チーズに蜂蜜


1 美しきアーモンド形の
2 酒豪に捧げる天津飯
3 葱ぬたと日本酒
4 チキンラーメン三昧
5 稲庭の威力
6 磊磊なる料理たち
7 エスカルゴ尽くし

エピローグ

著者紹介

津原泰水(つはら・やすみ)

1964年、広島市生まれ。
青山学院大学国際政治経済学部卒業。
89年、少女小説作家としてデビュー。
97年、現名義で『妖都』を上梓。以降、幅広いジャンルで執筆を続け、2006年に発表した『ブラバン』がベストセラーになる。
12年『11』で第2回Twitter文学賞国内部門第1位に選出され、14年には同作品集収録の「五色の舟」がSFマガジン「オールタイム・ベストSF」国内短篇部門で1位に選ばれた。
また、同作品は近藤ようこ氏によって漫画化され、第18回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門大賞を受賞した。
その他の著作に「幽明志怪」三部作、「ルピナス探偵団」「たまさか人形堂」シリーズ、『綺譚集』『赤い竪琴』『バレエ・メカニック』『玻璃玉の耳輪』『クロニクル・アラウンド・ザ・クロック』『ヒッキーヒッキーシェイク』など多数。

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