悪果

悪果

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年09月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
568
ISBN:
9784048737272

悪果

  • 著者 黒川 博行
  • デザイン 多田 和博
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年09月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
568
ISBN:
9784048737272

癒着、横領、隠蔽、暴力・・・日本の警察の暗部を描き出すノワールの傑作!

大阪今里署のマル暴担当刑事・堀内は淇道会が賭場を開いているという情報を掴み、金曜日深夜、賭場に突入し二十八名を現行犯逮捕する。堀内は、賭場に参加していた学校経営者を経済誌編集・坂辺を使いゆすり始める… 大阪今里署のマル暴担当刑事・堀内は淇道会が賭場を開いているという情報を掴み、金曜日深夜、賭場に突入し二十八名を現行犯逮捕する。堀内は、賭場に参加していた学校経営者を経済誌編集・坂辺を使いゆすり始める…

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「悪果」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「疫病神」同様、こちらも大好きなシリーズ。大阪府警今里署のマル暴担当悪徳刑事、堀内・伊達が主人公。シリーズ3作目が今週発売されたので、まずは1,2を再読しようと手に取りました。この二人どうしようもない 「疫病神」同様、こちらも大好きなシリーズ。大阪府警今里署のマル暴担当悪徳刑事、堀内・伊達が主人公。シリーズ3作目が今週発売されたので、まずは1,2を再読しようと手に取りました。この二人どうしようもない悪で、悪徳実業家やヤクザを相手に非合法なシノギに手を染めていきます。でもどこか憎めないキャラなんですよね。初めて読んだのが10年前で細かな内容は忘れており、新作を読んでいるように楽しめました。やはり黒川博行さんの作品は面白い。続けて第2作を読んでから待望の新作に行きたいと思います。⇒ …続きを読む
    GAKU
    2017年03月17日
    68人がナイス!しています
  • 『繚乱』を1年前に読んで ようやく前編の こちらを読みました。分厚くて、ちょっと読むのに時間が掛かりすぎ ダレてしまった・・・ 刑事がヤクザにしか見えない。悪徳刑事が こうなり ああなったのか・・・とスッキリ…で 『繚乱』を1年前に読んで ようやく前編の こちらを読みました。分厚くて、ちょっと読むのに時間が掛かりすぎ ダレてしまった・・・ 刑事がヤクザにしか見えない。悪徳刑事が こうなり ああなったのか・・・とスッキリ…でしょうか? やっぱり二ノ宮と桑原コンビがダントツ。黒川さん 疫病神シリーズ続編を早く読みたいです。 …続きを読む
    ミーコ
    2016年09月28日
    62人がナイス!しています
  • 大阪府警、マル暴担の刑事。「マル暴担の足もとにはシノギのタネがいくらでもころがっている。このタネを拾って金の生る木に仕立てあげる才覚があれば、これほど美味い稼業はほかにない。出世より金だ。Sクラスのベ 大阪府警、マル暴担の刑事。「マル暴担の足もとにはシノギのタネがいくらでもころがっている。このタネを拾って金の生る木に仕立てあげる才覚があれば、これほど美味い稼業はほかにない。出世より金だ。Sクラスのベンツに乗り、いい女を抱き、羽振りをきかせてこそ、男に生まれた甲斐がある。」どんな悪徳刑事でも、主人公ともなれば、心の片隅にある正義がひとかけらもない。おもけに女を見る目もない。強面すぎる2人だが、なんとはなしに愛嬌が。物語は、序盤が長く感じられたが、殺人が起きてからは一気読み。結末はいいのか悪いのか… …続きを読む
    クリママ
    2018年01月05日
    55人がナイス!しています

powered by 読書メーター

著者紹介

黒川博行(くろかわ・ひろゆき)

1949年、愛媛県生まれ。大阪府立高校の美術教師を経て、83年に『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作を受賞し、同作で84年にデビュー。 86年に『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞、96年に『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。 本作は黒川作品の中でも人気の高い、『疫病神』『国境』『暗礁』『螻蛄』に続く「疫病神」シリーズの最新刊。他の著作に、 『悪果』『繚乱』『落英』『離れ折紙』など。

この著者の商品

最近チェックした商品