死にたもう母

死にたもう母

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年04月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784043745012
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死にたもう母

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年04月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784043745012

日々の営みのありがたさ愛しさを描く、珠玉のエッセイ。

亡くなった実母の荷物から、不思議なものがびっしり詰まった箱が出てきた。その正体は・・・? 実母と義母、同居していた最晩年のふたりの母の日々をユーモラスに愛情深く綴り、人生の哀切を切り取ったエッセイ集。 亡くなった実母の荷物から、不思議なものがびっしり詰まった箱が出てきた。その正体は・・・? 実母と義母、同居していた最晩年のふたりの母の日々をユーモラスに愛情深く綴り、人生の哀切を切り取ったエッセイ集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「死にたもう母」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 作家の身辺雑記といってしまえば味気ないが、出久根達郎のエッセイは小説より面白いとひそかに思っている。89歳で亡くなった実母と元子役女優の義母と一つ屋根に暮らした日々を半ばあけすけに語るのを横に座って聞い 作家の身辺雑記といってしまえば味気ないが、出久根達郎のエッセイは小説より面白いとひそかに思っている。89歳で亡くなった実母と元子役女優の義母と一つ屋根に暮らした日々を半ばあけすけに語るのを横に座って聞いている気分。執筆当時の著者よりも自分の方が年を取っているとは意外の感もある。祖母と祖父のなれそめのエピソードが可笑しい。「祖父の若い時分は、狐に化かされる人が非常に多かった。人間が愚かであったのでなく、狐の化かす術が、現代よりはるかにすぐれていたのである。何事も時代を経るに従い、劣ってきたと考えてよい。」 …続きを読む
    禿童子
    2021年12月08日
    30人がナイス!しています
  • 実母90の事を思って読んだ。今イライラの元だけど、消えていなくなる時が来るのかな、その時どんな風にかんじるのだろう? 実母90の事を思って読んだ。今イライラの元だけど、消えていなくなる時が来るのかな、その時どんな風にかんじるのだろう?
    rokoroko
    2018年08月31日
    10人がナイス!しています
  • 作者の母、作者の妻の母と住んでいた頃のエッセイ。明治、大正生まれであろう女性の可愛らしさを感じます。が、「死にたもう母」の割には母親のエピソードが少なくて残念。 作者の母、作者の妻の母と住んでいた頃のエッセイ。明治、大正生まれであろう女性の可愛らしさを感じます。が、「死にたもう母」の割には母親のエピソードが少なくて残念。
    Caroline
    2015年07月19日
    5人がナイス!しています

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