昨日星を探した言い訳

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年07月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784041136577
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昨日星を探した言い訳

  • 著者 河野 裕
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年07月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784041136577

絶対的青春。

「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」
僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。
傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。
「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」
僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。
傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

プロローグ
1部
 第1話
 第2話
 第3話
 第4話
2部
 第1話
 第2話
 第3話
エピローグ

「昨日星を探した言い訳」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • おもしろかった。「さよならの言い方なんて知らない。」のドキドキ感や、「愛されてんだと自覚しな」の様なドタバタ感ともまた違う、目の色の違いによる差別がある日本で男女二人が意地を張りあう話。河野裕氏はいろ おもしろかった。「さよならの言い方なんて知らない。」のドキドキ感や、「愛されてんだと自覚しな」の様なドタバタ感ともまた違う、目の色の違いによる差別がある日本で男女二人が意地を張りあう話。河野裕氏はいろんなジャンルに面白い話が描けるなと感心する。坂口孝文と茅森良子はお互いを理解しつつ、理解できない。それでも二人は間違いなく惹かれあっていく。最後の茅森が坂口の悪口のことを考えるシーンが特に良い。きっと大嫌いであっても、二人は少し気持ち悪い世界を変えてくれるに違いない。そう思える良作でした。 …続きを読む
    なっぱaaua
    2023年08月24日
    46人がナイス!しています
  • 全寮制中高一貫校・制道院学園に進学した坂口孝文。中等部2年進級の際、映画監督の清寺時生を養父にもつ茅森良子が転入してきて、坂口と運命の出会いを果たす青春小説。生徒会長を目指す真っ直ぐだけれど脇の甘い茅 全寮制中高一貫校・制道院学園に進学した坂口孝文。中等部2年進級の際、映画監督の清寺時生を養父にもつ茅森良子が転入してきて、坂口と運命の出会いを果たす青春小説。生徒会長を目指す真っ直ぐだけれど脇の甘い茅森を、影から支える坂口の密かな共犯関係。二人だけでたくさんの想いを語り合い、揺るぎない信頼と甘酸っぱい関係を積み上げてきたからこそ、思ってもみなかった急展開には驚かされましたけど、どこまでも頑固者で不器用で揺るぎない二人が、意外な転機と巡り合わせの末に迎えた結末には、苦笑いしつつもぐっと来るものがありました。 …続きを読む
    よっち
    2023年07月22日
    36人がナイス!しています
  • 「階段島」と被るような雰囲気だった。茅森と坂口の関係は真辺と七草の関係に似てるような似てないような‥それでも坂口が茅森に「イルカの唄」の内容について本当のことを言わなかったのは納得できない。それこそが 「階段島」と被るような雰囲気だった。茅森と坂口の関係は真辺と七草の関係に似てるような似てないような‥それでも坂口が茅森に「イルカの唄」の内容について本当のことを言わなかったのは納得できない。それこそが茅森を一番傷付けることになると思うが‥ …続きを読む
    ピース
    2023年08月28日
    30人がナイス!しています

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