老後に備えない生き方

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年07月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
304
ISBN:
9784044003821

老後に備えない生き方

  • 著者 岸見 一郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年07月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
304
ISBN:
9784044003821

今できることをして先送りにしない。老い、死にとらわれない哲学入門。

老後に備えない? 誰だって備えているではないか。たちまち反論されるだろう。一体、どういう意味なのか。これからの人生が長いと感じられたら幸せなのかといえば、これも自明ではない。嫌な仕事をしている時は、時間はなかなか経たない。時計が止まってしまったかのように思う。反対に、楽しい時間は、なぜこんなに早く過ぎるのかと思う。そうすると、これからの人生が短いと思うことが不幸であるとはいえない。
実のところ、直近の未来ですら何が起こるかわからない。平均寿命は伸びたけれども、それは一般的な話であって、自分がはたして後何年生きられるかはわからない。 そうすると、これからの人生計画を立てることは必要かというより、立てられないというのが本当である。どうすればいいのか、ギリシア哲学の専門家がアドラー心理学も駆使しながらよりよく生きる人生を考察する。
老後に備えない? 誰だって備えているではないか。たちまち反論されるだろう。一体、どういう意味なのか。これからの人生が長いと感じられたら幸せなのかといえば、これも自明ではない。嫌な仕事をしている時は、時間はなかなか経たない。時計が止まってしまったかのように思う。反対に、楽しい時間は、なぜこんなに早く過ぎるのかと思う。そうすると、これからの人生が短いと思うことが不幸であるとはいえない。
実のところ、直近の未来ですら何が起こるかわからない。平均寿命は伸びたけれども、それは一般的な話であって、自分がはたして後何年生きられるかはわからない。 そうすると、これからの人生計画を立てることは必要かというより、立てられないというのが本当である。どうすればいいのか、ギリシア哲学の専門家がアドラー心理学も駆使しながらよりよく生きる人生を考察する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1章 未来と過去を手放す 
未来を手放そう/過去を手放そう

第2章 他者との関係
感情とどう向き合うか/課題の分離と協力/人に頼ろう/生きていることがありがたい
後世に勇気を残そう/よい関係であるために/よい意図を見つけよう


第3章 病気、老い、死から自由になる
深刻にならない/病気と向き合う/病者と向き合う/他者の死をどう受け止めるか
自分の死とどう向き合うか

第4章 他者との共生
自分と他者を分別しない/答えの出ないことがある/知らないことを知る
他者との共生/他者に生かされる

第5章 未来、変化、これから
変化を恐れない/心豊かに生きよう/持てないものを手放そう
過去を変えよう/人はいつでも変われる/それでも変わらない私/今を生きる

「老後に備えない生き方」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 10月の締めに、とても慈愛に満ちた至言を読ませてもらった。私とほぼ同年代の岸見先生の、人生終盤に向かう心の持ちようを示された感じで・・・。未来と過去を手放す(先のことはわからない)、課題を分離する(例: 10月の締めに、とても慈愛に満ちた至言を読ませてもらった。私とほぼ同年代の岸見先生の、人生終盤に向かう心の持ちようを示された感じで・・・。未来と過去を手放す(先のことはわからない)、課題を分離する(例:親の課題か子供の課題か)、自分と他者を分別しない→共生、人はいつでも変われる。まとめると「今を生きる」ということ! 今できることをして、人生を先送りしない。過去よりも未来よりも「今」が重要、老後に備えるのではなく「今」の積み重ねに徹することだ。 …続きを読む
    とよぽん
    2020年10月31日
    50人がナイス!しています
  • アドラー心理学第一人者の著者。実母を49歳で亡くし、実父の認知症の介護をし、ご自身は心筋梗塞を経験している。どの章を読んでも、質問の回答も、ご自身の経験談が何度も何度も記されてあり、後半は流し読みしてし アドラー心理学第一人者の著者。実母を49歳で亡くし、実父の認知症の介護をし、ご自身は心筋梗塞を経験している。どの章を読んでも、質問の回答も、ご自身の経験談が何度も何度も記されてあり、後半は流し読みしてしまった。近年出版の他著書もそうでしたが、ご自身の苦労経験談が優ってしまい真新しさは少なく感じた。老後に備えないというより、今この時を生きるという視点です。 …続きを読む
    スリカータ
    2020年09月11日
    18人がナイス!しています
  • え、備えなくて良いのなら楽チンぢゃん!などと言う、安直さで選んだ。自己啓発本は鵜呑みにせず、良いトコ取りで、と思いつつだったが、頷く事しきりだった。ザックリ言うと、通り過ぎた過去と、不確かな未来に振り え、備えなくて良いのなら楽チンぢゃん!などと言う、安直さで選んだ。自己啓発本は鵜呑みにせず、良いトコ取りで、と思いつつだったが、頷く事しきりだった。ザックリ言うと、通り過ぎた過去と、不確かな未来に振り回されず、今を生きよう、と言う思考。とても好ましい。大病や親の介護を経験したカウンセラーでもある著者が、自身や友人や患者さんからの具体的悩みを取り上げて、一刀両断して行くのが何とも潔い。(そうは言ってもねぇ)などと、自分自身に言い訳をしたくなる所もあれど、それでは停滞したままなのだ、と腑に落ちてしまった。 …続きを読む
    鳴海
    2021年08月08日
    13人がナイス!しています

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