山人として生きる 8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041053799
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山人として生きる 8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵

  • 著者 志田 忠儀
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041053799

朝日連峰に生まれ、そこで生き続ける男の素晴らしき人生!

山に生まれ、
山に生き、
自然とともに、
暮らしてきた男の手記。
二月から三月にウサギを撃ち、四月から五月は熊撃ち、五月後半から六月はゼンマイ採り、夏は登山道の整備や釣り、秋は茸、山菜取り、イタチ狩りや再びクマ狩り、そして厳しい冬となる。
そんな日々を送っていたためか、野生の猿が突然抱きついて来たり、オシドリが五年間も家の池に住みついたりもした。(本文より)
生涯で50頭以上のクマを仕留めた伝説の猟師の生涯。この本には、生きる素晴らしさが詰まっている。
「本物ののマタギは志田さんの世代で最後だ。ラスト・マタギの言葉を残しておく意義は深い」と角幡唯介氏(ノンフィクション作家、探検家)が単行本の帯に推薦文を寄せた。待望の文庫化。
山に生まれ、
山に生き、
自然とともに、
暮らしてきた男の手記。
二月から三月にウサギを撃ち、四月から五月は熊撃ち、五月後半から六月はゼンマイ採り、夏は登山道の整備や釣り、秋は茸、山菜取り、イタチ狩りや再びクマ狩り、そして厳しい冬となる。
そんな日々を送っていたためか、野生の猿が突然抱きついて来たり、オシドリが五年間も家の池に住みついたりもした。(本文より)
生涯で50頭以上のクマを仕留めた伝説の猟師の生涯。この本には、生きる素晴らしさが詰まっている。
「本物ののマタギは志田さんの世代で最後だ。ラスト・マタギの言葉を残しておく意義は深い」と角幡唯介氏(ノンフィクション作家、探検家)が単行本の帯に推薦文を寄せた。待望の文庫化。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次
はじめに

第一章 クマを撃つ 
手負いのクマが向かってきた!/初めてのクマ狩り/クマ狩りの季節/朝日連峰の昔ながらの「巻き狩り」/クマに襲われて/クマ撃ちの名人の条件とは?/クマの冬眠と出産/クマの習性を知ることが大切/クマは人を喰うか?/私たちの失敗/長老の過ち

第二章 魚を捕まえ、動物を追う 
子どもの頃から魚を捕る/ヤブをこいで渓流釣りへ/盆休みの楽しみ、川干し/岩魚、ナメコ、舞茸の宝庫だった出谷川/食べきれないほどの岩魚づくし/トーマス・ブリックス氏の思い出/初めてウサギを獲る/ウサギの習性を知って狩りをする/穴を見張ってテンを撃つ/カワウソもいた大井沢/毛が白く体格の良い朝日連峰のカモシカ/世界的な発見、冬虫夏草

第三章 山に生まれ、自然とともに暮らす 
水とともにある暮らし/生活の糧になったテン/最初の召集、最初の戦闘/同郷の兵を救出に向かう/たった六人の警備隊/召集解除、再度召集、結婚、三度目の召集、そして終戦/夫婦二人で人生の再スタート/国立公園の管理員に/「かもしか学園」/根子川遡行/エズラ峰登攀/積雪調査で遭難寸前/最初は相手にされなかった自然保護運動/山に生きる辛さ

第四章 岳人を助ける 
高校山岳部の遭難/気象条件の変わりやすい朝日連峰/半年以上かかった捜索/雪の下の川底から遺体発見/あわや二重遭難か/無理な日程が事故を引き起こす/気のゆるみから死を招く/連峰最悪ガッコ沢遭難記/茸採りの行方不明者/常識ではかれない遭難者の心理/出谷川をゴムボートで下る/雪解けの滝から墜落/捜索の遅れが命取りに/猟銃泥棒を追う/女の子を拾った話/山で出会った不思議な話

「山人として生きる 8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 山形県の朝日連峰で、100歳で死ぬまで自然と対峙してきた著者のノンフィクションです。著者は、猟師であり、民宿経営者、登山家、国立公園管理者、山岳救助隊、そしてネイチャリストです。あえて言えば文筆家でもあ 山形県の朝日連峰で、100歳で死ぬまで自然と対峙してきた著者のノンフィクションです。著者は、猟師であり、民宿経営者、登山家、国立公園管理者、山岳救助隊、そしてネイチャリストです。あえて言えば文筆家でもあるわけです。著者の志田忠儀さんをネット検索してみると、「ラストマタギ」なるワードで修飾されていました。そう、マタギなのだ。豊かで厳しい自然の中で生活するマタギのお話です。大自然や野生の素晴らしさと厳しさと、人間の強さが凝縮された一冊でした。 …続きを読む
    Shoji
    2019年03月10日
    49人がナイス!しています
  • 貴重な記録として一読の価値がある。著者は1916年に山形県の朝日連峰地域で生まれ、先年100歳で亡くなった。クマ撃ちの話がまず凄い。山での心得からクマの生態や狩猟のコツまで詳しく語られ、著者と共に山道を行く 貴重な記録として一読の価値がある。著者は1916年に山形県の朝日連峰地域で生まれ、先年100歳で亡くなった。クマ撃ちの話がまず凄い。山での心得からクマの生態や狩猟のコツまで詳しく語られ、著者と共に山道を行くかのような気分だ。沢には大きなイワナが群れ、見事なブナ林が延々と続く。招集されて足掛け10年も中国で戦った恐ろしい体験談。帰国後は経験を遭難救助に活かす。自然の猛威と命がけの救助が生々しい。並行してブナの伐採を止めようと10年がかりで戦う。山人の波乱万丈な自伝であり、文章が実直で嘘が感じられないのも良い …続きを読む
    ホークス
    2019年06月12日
    46人がナイス!しています
  • ラスト・マタギと言われた山形磐梯朝日国立公園管理人による自伝。思い出コラム集のような内容。派手さは無く誠実に淡々と事実をしっかりと伝えようというアプローチ。歴史資料としても貴重なものだろう。印象に残っ ラスト・マタギと言われた山形磐梯朝日国立公園管理人による自伝。思い出コラム集のような内容。派手さは無く誠実に淡々と事実をしっかりと伝えようというアプローチ。歴史資料としても貴重なものだろう。印象に残ったのは著者が自然保護活動のはしりを担っていた事。木材の大量伐採が生態系を破壊すると気付き各方面に警鐘を鳴らしたがなかなか届かず社会認知まで約10年要したという。今はSNSの登場もあって声をあげやすくなった気もするが本質はそれ程変わってないだろう。ご親族が地元で今もご活躍されていると知りぜひ訪れたいと思った。 …続きを読む
    jackbdc
    2022年07月18日
    13人がナイス!しています

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