きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて

第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉

きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年11月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041049051

第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉

きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて

  • 著者 坊木 椎哉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年11月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041049051

ラスト10ページで号泣必至! 激しく切ない恋を描くホラー大賞受賞作!

選考委員の評価が真っ二つに割れた、第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作! 世界から見捨てられた人々が集まってくる混沌の街・イタギリ。希望のない街に住む少年は、明日の見えない生活の中、ささやかな希望を見いだす。その希望は、道ばたでスケッチをするシズクという儚げな少女への淡い想い。次第にふたりは惹かれ合うが、絶望の街は、そんなふたりの恋を許すことはなかった……選考委員の綾辻行人氏をして「ボロボロ泣いた」と言わしめた、凄絶にして美しいエンディングは見物! 独特の世界観と美学に彩られた新しいホラー小説にして究極の恋愛小説!!



かつてこんなにも激しく、こんなにも切ない恋があっただろうか――衝撃の受賞作に絶賛の声!

【綾辻行人氏(作家・日本ホラー小説大賞選考委員)】
クライマックスから結末に至る凄絶なシークエンスを読むうち、どうしても涙が止まらなくなった。こういうのを「ボロ泣き」というのだなあ、と思った。ミステリやホラーの新人賞の原稿を読んで、こんなに泣いたのは初めてだった。――傑作である。  

【長谷敏司氏(作家)】
泥沼のような絶望を掻き分けて、見つけたロマンスの尊さに、少年はまだ気づいていないかもしれない。それは、我々この物語を読む者だけに、発見できる輝きかもしれないのだ。

【redjuice氏(イラストレーター)】
美しいと言うにはあまりにも血と死臭に彩られ過ぎた、壊れたボーイミーツガール。
それでもなお、美しい情景を思い描かずにはいられませんでした。
選考委員の評価が真っ二つに割れた、第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作! 世界から見捨てられた人々が集まってくる混沌の街・イタギリ。希望のない街に住む少年は、明日の見えない生活の中、ささやかな希望を見いだす。その希望は、道ばたでスケッチをするシズクという儚げな少女への淡い想い。次第にふたりは惹かれ合うが、絶望の街は、そんなふたりの恋を許すことはなかった……選考委員の綾辻行人氏をして「ボロボロ泣いた」と言わしめた、凄絶にして美しいエンディングは見物! 独特の世界観と美学に彩られた新しいホラー小説にして究極の恋愛小説!!



かつてこんなにも激しく、こんなにも切ない恋があっただろうか――衝撃の受賞作に絶賛の声!

【綾辻行人氏(作家・日本ホラー小説大賞選考委員)】
クライマックスから結末に至る凄絶なシークエンスを読むうち、どうしても涙が止まらなくなった。こういうのを「ボロ泣き」というのだなあ、と思った。ミステリやホラーの新人賞の原稿を読んで、こんなに泣いたのは初めてだった。――傑作である。  

【長谷敏司氏(作家)】
泥沼のような絶望を掻き分けて、見つけたロマンスの尊さに、少年はまだ気づいていないかもしれない。それは、我々この物語を読む者だけに、発見できる輝きかもしれないのだ。

【redjuice氏(イラストレーター)】
美しいと言うにはあまりにも血と死臭に彩られ過ぎた、壊れたボーイミーツガール。
それでもなお、美しい情景を思い描かずにはいられませんでした。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉を受賞された坊木さんは、実はその前に、集英社主催の第1回ジャンプホラー小説大賞〈銅賞〉を受賞されていました。ちょうど集英社でも新刊を準備しているとのことで、それならば時期を合わせましょうということになり、さらに、イラスト、デザインも合わせて……と、どんどん話が膨らみ、このたび、姉妹のような素敵な2冊が出来上がりました。
――担当編集者より

プロモーションムービー

本作品PV

「この世で最後のデートをきみと」PV

「きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ゴミと死体と売春婦が日常的風景として猥雑に溢れた、法や治安とは最も縁遠い街「イタギリ」。そんな荒み果てた街を舞台に、主人公の少年と特異な能力を持つ少女との、淡く拙い交流を描いたディストピア小説。文章に ゴミと死体と売春婦が日常的風景として猥雑に溢れた、法や治安とは最も縁遠い街「イタギリ」。そんな荒み果てた街を舞台に、主人公の少年と特異な能力を持つ少女との、淡く拙い交流を描いたディストピア小説。文章にやや癖はあるが、語彙が豊富でリーダビリティは高い。だが世界観や設定などの素材が良い割に、どこか型に嵌まった感が拭えず。ストーリーも淡々とし過ぎており、過酷な背景に見合う心情描写の掘り下げが不足気味に思える。ホラーという括りや、紹介文の煽りもマイナスでしかない印象だ。雰囲気は掴めたのだが・・という読後感。 …続きを読む
    🐾Yoko Omoto🐾
    2017年01月27日
    160人がナイス!しています
  • 献本に当選したので初読み作家さん。綾辻さんの選評ほど涙腺の刺激はないような気が・・・。ホラーというより少しグロがきつい気もします。でも最後は恋愛小説ですねぇ。 献本に当選したので初読み作家さん。綾辻さんの選評ほど涙腺の刺激はないような気が・・・。ホラーというより少しグロがきつい気もします。でも最後は恋愛小説ですねぇ。
    ダイ@2019.11.2~一時休止
    2017年01月14日
    115人がナイス!しています
  • 登場人物の言葉には正直、深みが感じられなくて学芸会の棒読みの台詞みたいだ、と感じてしまったのだが、この血と臓物にまみれた、人の命なんてこれっぽっちの価値もない、荒涼とした街の描写には想像力を喚起された 登場人物の言葉には正直、深みが感じられなくて学芸会の棒読みの台詞みたいだ、と感じてしまったのだが、この血と臓物にまみれた、人の命なんてこれっぽっちの価値もない、荒涼とした街の描写には想像力を喚起された。ちょっと絶句するようなあの凄まじい最終章を読んでなお、これは純愛小説なのだと思える自分に驚く。改題したこの標題はやはり秀逸。 …続きを読む
    みっちゃん
    2017年02月09日
    112人がナイス!しています

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著者紹介

坊木 椎哉(ぼうき・しいや)

1975年新潟生まれ。新潟大学中途退学、現在会社勤務。2015年ジャンプホラー小説大賞「ピュグマリオンは種を撒く」で銅賞を受賞。16年「黄金色の炎と213号室の雫」で、第23回日本ホラー小説大賞優秀賞を受賞。

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