孤狼の血

映画化作品

第69回 日本推理作家協会賞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年08月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
416
ISBN:
9784041032138

映画化作品

第69回 日本推理作家協会賞

孤狼の血

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年08月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
416
ISBN:
9784041032138

警察ハードボイルドの新たなる金字塔!

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員失踪事件を追う。心を揺さぶる、警察vs極道のプライドを賭けた闘い。 昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員失踪事件を追う。心を揺さぶる、警察vs極道のプライドを賭けた闘い。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

プロモーションムービー

刊行記念 黒川博行×柚月裕子対談

「孤狼の血」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 図書館の予約に超大幅に出遅れてようやく読めました!出版されて1年以上経過しているので、新作ハンターとしては失格です。柚月裕子、初読となります。男性作家かと思うほど骨太の刑事小説でした。昔ながらヤクザ絡 図書館の予約に超大幅に出遅れてようやく読めました!出版されて1年以上経過しているので、新作ハンターとしては失格です。柚月裕子、初読となります。男性作家かと思うほど骨太の刑事小説でした。昔ながらヤクザ絡みの小説は、現在はあまり成立しないので、昭和の設定でないと難しいのかも知れません。最近、個人的に広島付いていて、明日は広島出張(残念ながら日帰り、来週だったらCSも見られたのになぁ)です。 …続きを読む
    starbro
    2016年10月06日
    931人がナイス!しています
  • マル暴担当の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着が噂される大上とともに、金融会社社員の失踪事件を担当する。破天荒な捜査に戸惑いながらも、筋を通す大上の正義と人間味に魅了されゆく。未知なるヤ マル暴担当の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着が噂される大上とともに、金融会社社員の失踪事件を担当する。破天荒な捜査に戸惑いながらも、筋を通す大上の正義と人間味に魅了されゆく。未知なるヤクザの世界、大上刑事の裏の顔を覗き見するような感覚で、物語が進みます。塗り潰された日誌の理由、日岡が広島弁で啖呵を切る場面は胸が熱くなりました。色んな形の正義があり、ヤクザの世界を肯定するわけではないが、信念を貫く姿にすがすがしさを感じました。またも、柚月さんが描く登場人物に魅了され、一気読みの面白さでした。 …続きを読む
    ウッディ
    2018年06月12日
    828人がナイス!しています
  • 孤狼の血。いいタイトルだ。その意味はラスト鮮明に浮かび上がる。広島とくればあの仁義なき戦いの舞台。ヤクザ物が苦手な私だがこれはその手のものとは違う。警察の目線で描かれる物語はまるでノンフィクション。主 孤狼の血。いいタイトルだ。その意味はラスト鮮明に浮かび上がる。広島とくればあの仁義なき戦いの舞台。ヤクザ物が苦手な私だがこれはその手のものとは違う。警察の目線で描かれる物語はまるでノンフィクション。主人公大上の生き様に真の漢を見せつけられ反発しながらも彼を慕うもう一方の主役日岡の思いに激しく共感する。後半の展開はもう涙が止まらない。昭和から平成へのロマン溢れる迫真の描写に胸が熱くなる。完璧な構成。ここに大傑作が誕生した。柚月裕子はどんどん凄くなる。何処までゆくのだろう。とことん付き合いたい(笑) …続きを読む
    サム・ミイラ
    2017年03月31日
    810人がナイス!しています

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著者紹介

柚月 裕子(ゆづき ゆうこ)

1968年、岩手県生まれ。山形県在住。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。
2013年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。
他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園―アントガーデン―』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』がある。

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