武士の人事評価

武士の人事評価

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年02月09日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784046010360
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武士の人事評価

  • 著者 山本 博文
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年02月09日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784046010360

松平定信に献上された「よしの冊子」に記される、老中・役人たちの評判とは

「寛政の改革」で知られる松平定信に献上された『よしの冊子』には、江戸城内や町人から集められた役人たちの評判が記されている。当時の生の声が伝える、江戸役人の喜怒哀楽が楽しく読める1冊。 「寛政の改革」で知られる松平定信に献上された『よしの冊子』には、江戸城内や町人から集められた役人たちの評判が記されている。当時の生の声が伝える、江戸役人の喜怒哀楽が楽しく読める1冊。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「武士の人事評価」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 江戸時代後期。幕閣や奉行に対する町人の評判は、意外と実態から外れていなかった!まるで町人による通信簿のようなことが記されている『よしの冊子』。これを中心に、江戸時代の役人の実態を分析解説した1冊。評判 江戸時代後期。幕閣や奉行に対する町人の評判は、意外と実態から外れていなかった!まるで町人による通信簿のようなことが記されている『よしの冊子』。これを中心に、江戸時代の役人の実態を分析解説した1冊。評判良かったのに、たった一回の失態で罰を受けた若年寄を惜しんだり、「あいつは何してもダメだな」と見切られている殿様など、リアルな評価が非常におもしろい。江戸の町人は役人と距離が近く、噂好きで見る目があったのだろう。もっとも彼らは(当初は)評価していた松平定信を、最後は低評価へ突き落とす。民衆は気まぐれで厳しい。 …続きを読む
    maito/まいと
    2019年11月25日
    19人がナイス!しています
  • 実直でどこか融通の利かないくそ真面目な老中・松平定信公は、ちょっとイジってみたいキャラクタかもしれない。この方が本当に四角四面の堅物だったのか『清濁合わせ呑みすぎた』田沼意次公(剣客商売では名君扱い!) 実直でどこか融通の利かないくそ真面目な老中・松平定信公は、ちょっとイジってみたいキャラクタかもしれない。この方が本当に四角四面の堅物だったのか『清濁合わせ呑みすぎた』田沼意次公(剣客商売では名君扱い!)の後を継いだ手前そうならざるを得なかったのかは不明だけど、後世に当時が偲ばれるものを置いていったのがこの本。肩肘はって道理を通そうとするあまり物事を停滞させる若老中もいるかと思えば『亀の甲より年の功』というだけのことはある老獪な老中がいたり、当時から出世観も様々だと教えてくれたりする面白本。2015-32 …続きを読む
    ぺぱごじら
    2015年03月02日
    16人がナイス!しています
  • 松平定信が噂話を家来に集めさせたのが『よしの冊子』だそうな。定信自身のうわさも載っているがどのように感じたのだろうか。田沼意次は後世、賄賂政治家と散々にけなされるほどの悪人ではなかったようで気の毒であ 松平定信が噂話を家来に集めさせたのが『よしの冊子』だそうな。定信自身のうわさも載っているがどのように感じたのだろうか。田沼意次は後世、賄賂政治家と散々にけなされるほどの悪人ではなかったようで気の毒である。小説やドラマで有名な長谷川平蔵は、それらより自己顕示欲や出世欲が強い人物だったようだ。 …続きを読む
    えぬ氏もわるよのぉ
    2021年01月12日
    6人がナイス!しています

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