八月の六日間

八月の六日間

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年05月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041015544

八月の六日間

  • 著者 北村 薫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年05月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041015544

生きづらい世の中を生きる全ての人たちにエールを送る山女子小説!

40歳目前、文芸誌の副編集長をしているわたし。仕事は充実しているが忙しさに心擦り減る事も多く、私生活も不調気味。そんな時に出逢った山の魅力にわたしの心は救われていき……。じんわりと心ほぐれる連作長編。 40歳目前、文芸誌の副編集長をしているわたし。仕事は充実しているが忙しさに心擦り減る事も多く、私生活も不調気味。そんな時に出逢った山の魅力にわたしの心は救われていき……。じんわりと心ほぐれる連作長編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

なぜ山へ登ると心も体も元気になるのか。この本はそのことを教えてくれます。
――藤井フミヤ(歌手)

自分も山を歩いて無心になった気分になれる。この小説には心身の浄化作用があります。
――瀧井朝世さん(ライター)

“山って何がいいの?”と訊かれた時の、すすめたいポイントがぎゅっと詰まっています。
――華恵さん(エッセイスト)

ヒロイン小説好きにも、山小説好きにも、太鼓判付きでお薦めします!!
――吉田伸子さん(書評家)「本の旅人」2014年6月号より

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「八月の六日間」著者インタビュー

「八月の六日間」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 40歳目前、人生の不調が重なって、山歩きを始めた女性。山歩きで出逢った様々な人との一期一会、自然の美しさと恐ろしさ、ほどけていく心。主人公の「わたし」は、山で出逢った人に密かにあだ名を付けて「麝香鹿さん 40歳目前、人生の不調が重なって、山歩きを始めた女性。山歩きで出逢った様々な人との一期一会、自然の美しさと恐ろしさ、ほどけていく心。主人公の「わたし」は、山で出逢った人に密かにあだ名を付けて「麝香鹿さん」とか「ヘンクツさん」とか呼んでいたけれど、その感じ、よく分かる。私は山歩きはしないけれど、音楽をやっているので、ライブで共演するミュージシャンを、密かにあだ名で呼んでいたりする。「チェック君」とか、「前髪ちゃん」とか、ね。本名も、本職も知らないけれど、同じ何かで繋がれることって、何かいいなぁと思う。 …続きを読む
    風眠
    2014年11月08日
    519人がナイス!しています
  • 小説というより女性向け登山&旅行ガイド+恋愛&人生エッセイ。北村さんの女子力、半端ないな。と言いつつ、やっぱり男の人が頭で作った女性像という感じがするんだけど。この小説だけでなく、北村さんのヒロイン全 小説というより女性向け登山&旅行ガイド+恋愛&人生エッセイ。北村さんの女子力、半端ないな。と言いつつ、やっぱり男の人が頭で作った女性像という感じがするんだけど。この小説だけでなく、北村さんのヒロイン全般ね。これは決して否定的見解ではない。 …続きを読む
    紅はこべ
    2015年04月19日
    369人がナイス!しています
  • 図書館で借りた本。 タイトルから広島原爆がらみの内容を連想しましたが、結構本格的な山歩き女子の話でした。歩いていると結構雑念も湧いてくるようで、体力的にハードなはずなのにいろいろ心情描写がころころ展開 図書館で借りた本。 タイトルから広島原爆がらみの内容を連想しましたが、結構本格的な山歩き女子の話でした。歩いていると結構雑念も湧いてくるようで、体力的にハードなはずなのにいろいろ心情描写がころころ展開されているのが面白かったです。それに旅には文庫本のお供は必須ですよね。電車の待ち時間とか自分もよくよんでいますよ。 …続きを読む
    Aya Murakami
    2018年08月03日
    349人がナイス!しています

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著者紹介

北村 薫(きたむら かおる)

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学卒。高校教師として教えるかたわら、89年『空飛ぶ馬』でデビュー。
91年『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞、2006年『ニッポン硬貨の謎』で第6回本格ミステリ大賞を受賞(評論・研究部門)、09年『鷺と雪』で第141回直木賞を受賞。その他の小説に『覆面作家は二人いる』『スキップ』『街の灯』『冬のオペラ』『いとま申して 「童話」のひとびと』『飲めば都』などがある。
また、『書かずにはいられない』などのエッセイや、『読まずにいられぬ 名短篇』(宮部みゆき氏との共編)などアンソロジー編著も多数。

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