- 著者 冲方 丁
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年11月06日
- 判型:
- 四六判
- ページ数:
- 360
- ISBN:
- 9784041106044
はなとゆめ
- 著者 冲方 丁
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2013年11月06日
- 判型:
- 四六判
- ページ数:
- 360
- ISBN:
- 9784041106044
『天地明察』『光圀伝』の異才が放つ、歴史小説第三弾!
わたし清少納言は28歳にして、帝の后である中宮定子様に仕えることになった。華やかな内裏の雰囲気に馴染めずにいたが、17歳の定子様に漢詩の才能を認められ、知識を披露する楽しさに目覚めていく。貴族たちとの歌のやり取りなどが評判となり、清少納言の宮中での存在感は増していく。そんな中、中宮定子様の父である関白・藤原道隆が死去する。それにともない、叔父である道長が宮中で台頭していく。やがて道長と中宮定子の一族との政争に清少納言も巻き込まれていき……。
異才・冲方丁が千年の時を超えて描き上げた、平安王朝絵巻!
異才・冲方丁が千年の時を超えて描き上げた、平安王朝絵巻!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント
手の中で弾ける宮中の香り。
「怖がらずあなただけの花を見つけて」と
清少納言が語りかけてくる。
――末次由紀さん(漫画家、『ちはやふる』作者)
しなやかに、したたかに。
平安を生きた女性から、平成を生きる女性へ贈られるエール。
筆致は同じ女性としか思えない。
冲方節、ここに極まれり。
——有川浩氏(作家)
華を愛して花開く。夢の日々を書き残す。これが冲方丁の描く、新たなる清少納言像だ
——細谷正充氏(文芸評論家)
枕草子にまつわる様々な謎を、冲方さんは小説の中で、解決していきます。
千年前に咲いては散った大輪の華の数々が、この物語によって、鮮やかに蘇りました。
——酒井順子氏(エッセイスト)
宮中でのおもしろおかしいことを勝気な女房が綴った随筆。学校で習ったそんなイメージが一転しました。
生意気な才女でもなく、ただ時代の波に流された弱い女でもない。政争に翻弄されようとも、仕えた主人が強く生きた証を千年後までも残した。そんな忠義の人「清少納言」を描き切った傑作。
冲方さんの手によって枕草子がまったく新しい物語に見えてきました。
——ときわ書房 IY船橋店 小峰麻衣子さん
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「はなとゆめ」感想・レビュー
著者紹介
冲方丁(うぶかた・とう)
1977年岐阜県生まれ。96年、大学在学中に「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞受賞しデビュー。2003年、「マルドゥック・スクランブル」で第24回日本SF大賞を受賞。09年初の歴史小説「天地明察」を刊行、第31回吉川英冶文学賞新人賞、第7回本屋大賞を受賞。2012年、「光圀伝」で第3回山田風太郎賞を受賞。冲方丁 ぶらりずむ黙契録