科学と人間の不協和音

科学と人間の不協和音

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

作品特設サイト
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年01月06日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
232
ISBN:
9784041101117

科学と人間の不協和音

  • 著者 池内 了
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年01月06日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
232
ISBN:
9784041101117

なぜ科学が人間を傷つけてしまうのか――「科学不信」の根源を問う。

欲望の道具として消費され、ときに人間を傷つけさえする現代科学。戦争や市場経済に翻弄されてきたその"危うさ"を科学者自身が再検証し、原発事故のあと目指すべき「地上資源文明」への転換を構想する。 欲望の道具として消費され、ときに人間を傷つけさえする現代科学。戦争や市場経済に翻弄されてきたその"危うさ"を科学者自身が再検証し、原発事故のあと目指すべき「地上資源文明」への転換を構想する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「科学と人間の不協和音」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 科学とはなにか、あるべき姿とはどのようなものか。わかりやすく丹念に語られる科学論。するすると読め、この領域についてのおおまかなオリエンテーションが得られる。けれどどこか物足りなさを感じる。そこが科学論 科学とはなにか、あるべき姿とはどのようなものか。わかりやすく丹念に語られる科学論。するすると読め、この領域についてのおおまかなオリエンテーションが得られる。けれどどこか物足りなさを感じる。そこが科学論の難しいところなのかもしれない。そもそも合理性を追求する科学を対象とした論は宿命的に合理的であらねばならず、毒気が抜かれすぎてしまうのかも。 …続きを読む
    ポカホンタス
    2012年04月17日
    7人がナイス!しています
  • 『疑似科学入門』の予防原則振りかざし姿勢には閉口していたが、それが原発事故でふっきれてしまったらしい本。頑張って「中立的」に書こうとはしているようだが、原発事故の下りや清く貧しく云々など、著者の裏に見 『疑似科学入門』の予防原則振りかざし姿勢には閉口していたが、それが原発事故でふっきれてしまったらしい本。頑張って「中立的」に書こうとはしているようだが、原発事故の下りや清く貧しく云々など、著者の裏に見える主張が見え隠れ。問題は著者が「科学者」であること。自分の書いてきた「科学者」批判にご自身の研究生活は耐えられるのか?この辺を振り返った記述がもっとあれば印象も違ったんだろうけども。結局は「科学」ではなく「科学者」の問題、もっと言えば政治や経済の問題に帰着するんで、科学者はもっと科学で遊んでてください。 …続きを読む
    むとうさん
    2013年03月06日
    6人がナイス!しています
  • 現代人は、科学が絶対的なものであるという信仰にも似た幻想を持ちがちである。しかし、「技術は現実との『妥協』の上で成立しており、科学者はそれをはっきり認識して、『ここまでしか安全は保証されていない』と社 現代人は、科学が絶対的なものであるという信仰にも似た幻想を持ちがちである。しかし、「技術は現実との『妥協』の上で成立しており、科学者はそれをはっきり認識して、『ここまでしか安全は保証されていない』と社会に伝えるという義務がある(本文より)」。科学者の立場から科学の限界を積極的に伝えていくことがこれからは求められる。近年の科学は経済論理に組み込まれてきている。特に日本では科学と技術を混同されがちであり、技術優先、過度な実用主義に陥らないよう、科学者自身が自主的に科学の価値中立性を守っていく必要がある。 …続きを読む
    sho_kotsu
    2012年05月08日
    6人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品